マルイ製エアガンの中でもハイキャパなどガバメントシリーズの拳銃は命中精度が高いことで有名です。
カスタムの幅も広くて、サバゲーでも活躍できるほどの性能を持ってるので幅広い使い方ができるのが魅力ですね!
今回はそんなガバメントシリーズの定番であるアメリカ海兵隊仕様のミリタリーガバメントであるM.E.Uピストルの紹介です。
Ⅿ1911に近代パーツを装備して一新されたM.E.Uピストルはそのままでももちろん使いやすいのですが、カスタムベースとしても人気が高いので結構万能な使い方ができます。
なので販売されて長い人気のマルイ製M.E.Uピストルを見て行きましょう!
コンテンツ
マルイ製 M.E.Uピストル スペック
マルイ製 M.E.Uピストルのスペック
- 全長 223㎜
- 重量 843g
- 弾丸 6mmBB弾
- 作動方式 ガスブローバック式セミオート
- 装弾数 28+1発
- 価格 17800円(メーカー希望小売価格)
M.E.Uピストルはアメリカ軍海兵隊が使用している45口径ガバメントモデルのハンドガン
アメリカ軍の正式拳銃がⅯ1911ガバメントからベレッタⅯ9になったことで口径の違いからマンストッピングパワーが不足すると考えられたため
海兵隊が今まで使用していたⅯ1911ガバメントのフレームを使用し、傷んだパーツやスライドを新しいものに変更したことで生まれたのがMarine Expeditionary Unit=M.E.U ピストルです。
フレームは1911から引き継いで、スライドはスプリングフィールド(SFA)社製の物を使用しているので1911をそのままモダナイズド化したガバメントモデルということになりますね。
M.E.Uピストルは前期型・中期型・後期型などに分かれていて後期型になるとスライドだけではなくフレームもSFA社製の物になりよりリファインされた近代型1911モデルとして活躍
現在ではM.E.Uピストルは老朽化が進んだため、後継機であるコルトⅯ45A1に装備が入れ替えられています。
マルイのM.E.Uピストルは後期型をモデルアップしています。
サイトはNOVAK’S製のサイトを標準装備し、キングスタイプのアンビサムセフティーやビーバーテイルグリップセフティー、パックマイヤータイプのグリップなどより使いやすい近代パーツを取り入れているのが特徴
塗装の仕上げもブラックにブラスト処理
つや消しのマットブラックに仕上がっていて、タクティカルな雰囲気が漂う仕上がりです。
付属品は説明書一式とBB弾少々、マズル保護キャップ、フォロアーストッパー×2、バレルブッシング分解用レンチが付属してきます。
箱も凝っていて1911の箱と同じように布が敷かれていますね。
マルイ製 M.E.Uピストル 外観
外観は全体的にマットブラックを基調としたカラーリングで精悍な印象です。
後期型をモデルアップしているので各パーツもタクティカルな操作性や耐久性を考えられたカスタムパーツが装備されていますね。
ハイキャパと違ってシングルカラムマガジンを装備するので、グリップは角張が少なく持ちやすいのがシングルカラムのガバメントのメリットです。
ホールドオープン時はバレルのみ露出します。
M.E.Uピストル自体は新しい方の拳銃ですが、最新ではないので最新のガバメント系に使われているリコイルスプリングガイドは装備されていません。
スライドには前方後方にコッキングセレーションが入っていて、よりコッキングしやすいようにされています。
刻印は左側のみ(PROFESSIONAL CAL.45)とだけ彫られていますね。
実銃では右側にはしっかり大きくスプリングフィールド社の刻印とマークが彫られていますが、ライセンスの関係で彫られていません!
正直スライドの刻印は寂しいといった印象が強いです。(オリジナル刻印でもいいから雰囲気は出してほしかったのが本音ですwww)
フレームには東京マルイの刻印とCAL.45の刻印がされています。
(一応実銃でもフレームの刻印は同じ位置にSFA社の刻印がされているので雰囲気は出しているのかなぁ~といった感じです。)
排莢ポート部分にも(NW7126.45ACP)の刻印がされています。
刻印に特にこだわるんでなければそこまで重要な部分ではないですが、一応オリジナル刻印でもいいからスライド右側の刻印は入れてほかったところだと個人的に感じますね。
最近のガバメント系に使われているテーパー形状のコーンバレルではなく昔からのバレルブッシングタイプでバレルが止まっています。
なのでコーンバレルを装備したハイキャパなどと違って簡易分解でバレルを取り出すには付属のブッシングレンチが必要になるので分解にはひと手間余計にかかりますね。
スライドストップやマガジンリリースはM1911ではギザギザのチェッカー形状だった滑り止め形状がセレーションタイプになっているので、素手で操作しても痛くなく仕様になっています。
トリガーはM.E.Uピストルの中では唯一のシルバーの3ホールトリガータイプを装備!
トリガーも前方に縦のセレーションが追加されています。(近代ガバメントにはオーソドックスなタイプのトリガーです。)
グリップは実銃と同じようなパックマイヤータイプのグリップが装着されています。
実際のパックマイヤーグリップはラバー製なのですがマルイはプラスチックにラバーコートで再現
刻印がプログリップだったり、メダリオンがオリジナルだったりしますが、雰囲気は非常にパックマイヤーグリップに似ているのでここは雰囲気を壊さないようにしているので評価できるポイントだと思いますね♪
ラバー製ではなくちょっと太めなのですが、握りやすく扱いやすさもグッド👍です!
フレームのグリップ部分前方にはチェッカリングが入っていますが、グリップカバーに覆われているのであまり意味はありません。
このグリップカバーのせいで少しグリップが太く感じるのかもしれません。
マガジンもステンレスシルバーのマガジンが装備されています。
M1911のマガジンとは違ってこちらもマグバンパーが装備されていたりするので、本体だけでなく後期型ではマガジンもカスタムされているようですね。
勿論マルイのシングルカラムガバメント系全般で使用することが可能です。
個人的にⅯ1911のマガジンは渋くてカッコイイのですが、メンテしないと錆びやすいのに比べてM.E.Uピストルのマガジンは簡単に錆びないのでメンテナンスが楽だと感じます。
スプリングハウジングはストレートタイプで縦にセレーションが入っているタイプです。
ランヤードリンクもありますが、簡単に分解して取っ払うこともできます。
Ⅿ1911ではここが丸く膨らんでいてそこで手のひらにフィットさせていましたが、M.E.Uでは削ってフラットにした感じですね。
サムセフティーは安定して指を掛けれるキングスタイプです。
近代化したガバメントでもアンビセフティーのおかげで使いやすさが高く、左右でセフティー操作を行えるだけではなく、サムレスト替わりにして狙いを安定させることも可能
右側のセフティーはこんな感じでよくあるレバー型ではないですね。
個人的にはレバー型の方が好きなんですが、キングスタイプはレバー型に対応していないグリップでも加工無しで付けれるので簡単にアンビセフティー化できます。
グリップセフティーはビーバーテイル形状で付け根がくびれているのでハイグリップしやすい
ハンマーも勿論カスタムされていて、P型のデルタリングハンマーがついています。
リングハンマーも耐久性は問題なく割れたこともないので問題ないでしょう。
フロントサイト・リアサイトともに少し背の高いタイプが装着!
少し背が高いおかげでサイティングしやすくなっています。
ただ近代主流のホワイトドットがないので最近の銃に比べると少しサイトが探しにくいかなぁ~といった印象
リアサイトに関しては凝っていて、NOVAK’S社正式ライセンスを取っているので横には刻印が入っています。
この形のサイトは落っことしてもは破損しにくいのでサイトの中でも耐久性が高い方ですね。
サイトを覗くとこんな感じで、他の拳銃と比べてものぞきやすい。
これにホワイトドットが入っているとかなり探しやすいのですが、そうなると自分で彫るか、サイトを交換するか?となるので少し残念です(;´д`)
後継機に選ばれたM45A1では同じNOVAK’Sタイプでもホワイトドットが入っていることを考えるとやはりM45A1の方が進化しているといえますね。
握ってみるとこんな感じで、Ⅿ1911よりは確かにグリップ自体は太目ではあるんですが、握りづらくはないです。(むしろ1911の方が細いだけ)
トリガーも引きやすく、Ⅿ1911の時にあった引き切ったときのフレームに指が当たることがないのでしっかりとトリガーを引ける印象が強いです。
1911よりもフレーム自体も削られていて、ストレートスプリングハウジングや、ビーバーテールグリップセフティーのおかげで握りにくさはないですね。
重量は847gとハンドガンの中ではまぁまぁな重量でしょうね。
重すぎず、軽すぎずって言った感じです。
全体的にABS樹脂で作られているので本体自体は軽量なのですが、グリップに入っているウェイトが結構重いので重さを気にする人は取り除いたり、グリップを交換したりした方がいいでしょう。
マガジンは約197gと本体の約4分の1近くを占めています。
グリップウェイトもグリップ部分の重量増加に一役買っているので、グリップ部分が結構重めです。
M.E.U&Ⅿ1911A1 比較
手元にⅯ1911A1があったのでM.E.Uピストルとちょっと比較してみます。
簡単に言うと進化前と進化後の比較ですね。
基本形状はガバメント系でそのままですが、パーツが現代化されフレームのトリガーした部分が削り込まれていたりするので、握りやすさとトリガーの引きやすさが上がっていますね。
サイトなどもM.E.Uピストルの方がⅯ1911よりも大型なのでサイティングしやすく、全般的に扱いやすいです。
Ⅿ1911は細身で握りやすいですが、トリガーがショートタイプで引きにくく、サイトも小さいので引っかかりは少ないのですが、狙いをつけにくいのがネックになっています。
Ⅿ1911はデメリット込みで魅力なのでこれはこれで完成形ですが、やはり進化後のM.E.Uピストルの方が使い勝手が良いと感じますね。
マルイ製 M.E.Uピストル 簡易分解
M.E.Uピストルの簡易分解ですが、Ⅿ1911と同じように分解用ノッチにスライドストップレバーに合わせて引き抜くことでスライドとフレームを分離できます。
こんな感じに簡単に分解できますね。
スライドストップは反対側から手だけで押し出して取り出すのが難しいので、棒か何かで押し出す必要があります。
ちょっと分解が面倒になりましたね。
M1911同様にスライドストップのノッチ削れ防止のためにメタルノッチスペーサーが入っています。
ガンガンスライドストップをかけても摩耗しにくくなっているので、作動性と耐久性は高い!いつもの安心信頼のマルイ製ですね(#^^#)
ホップアップダイヤルはバレル根元にあるので、ホップ調整はスライドとフレームを分割しないとできませんが、
さっき言った通りでスライドストップが少し外しにくいのでそこが面倒ですね。
マルイ製 M.E.Uピストル 命中精度
命中率は28発中21発確認できました。(BB弾はS2S製の0.2gバイオBB弾を使用・射撃距離は約10m程度)
マルイ製ガバメントなので問題なくスムーズで安定した作動でした。
実際はもっと当たっていたので同弾もあって。感覚的には26発ぐらいは当たっていたように感じます。
シングルカラムタイプのマガジンなので冷えるのが早く、ガス切れも早いのですが、それでも1マガジン分はばっちり撃ちきれましたし、スライドストップも掛かる程度には作動が安定していますね。
ブローバックキックも弱すぎず、強すぎずといった具合でキックとブローバックスピードのバランスもマルイのガバシリーズらしい
控えめに言って素晴らしいの一言ですね(笑)
命中率や作動性は問題なしで安定しています。
問題なのでマガジンのタンク容量だけで、冷えが気になる人はロングマガジンを使えば問題ないでしょう。
やはりマルイのガバシリーズは扱いやすくていい銃ですね♪
マルイ製 M.E.Uピストル 評価
レア度 | 10点 | |
---|---|---|
クオリティー | 70点 | |
性能 | 80点 | |
価格 | 60点 |
M.E.Uピストルの評価ですが、いうまでもなく高性能!
汎用性も高く、撃つもよし!カスタムするもよしの万能銃ですね。初心者から上級者まで幅広く楽しめるガスガンです。
正直のところ新型エンジンを搭載しているⅯ45A1にはブローバックの切れは負けます。
でもM.E.Uピストルの性能が低い訳ではないので、そこまで大きな差はないように感じますね。
特にガスガンでガバメントモデルが欲しいのだったらハイキャパと並んでオススメできる一丁です。
サバゲーでは冷えに弱いもののマガジンを複数持っていればそこまでデメリットにはならないですし、カスタムパーツも豊富なので買って損はしないモデルだと感じます。
実際に僕もこのレビューで使ったM.E.Uピストルの他に2丁別の個体を使ってカスタムモデルを作り上げているのでカスタムベースとしてはかなり優秀です。
最新のガバメントと比べるとレールがないですが、そうなったらナイトウォーリア用のフレームを組み込んだりして発展さあせていくこともできるのでアップグレードする楽しみ方もできますね♪
迷ったらコレ!といっていいガバメントモデルの中の1丁だと感じます。