今回はマルイのガスブローバックマシンガンシリーズの第1作目であるMP7A1の紹介です!
今でもなお、ガスブローバックの作動性で右に出るものがいない東京マルイですが、
その中でも他社よりも高い支持を得ているのがガスブロマシンガンシリーズ!
フルオートが可能なマシンガンモデルでは連続したガス圧の低下で他社のモデルではまともに作動しない物がほとんどです。
ですが、マルイのガスブロマシンガンは圧倒的な作動の安定を誇るので、フルオートでも使用できるほどガス燃費が良く、気持ちよく作動してくれます!
他社のガスブロを撃つと分かりますが、ガス満タン状態は元気ですが、0~20発撃つともうまともに作動しないこともありますからね(;^ω^)(CO2ガスブロは除く)
海外製のガスブロにはそれはそれの良さがありますが、どうしてもマルイの作動性には勝てませんwww
そんなマルイが2012年に販売した新シリーズ(ガスブローバックマシンガンシリーズ)の第一弾であるMP7A1を紹介します(`・ω・´)ゞ
マルイとVFCの違いはこっちで詳しく紹介しています。
マルイ製 MP7A1 スペック
マルイ製 MP7A1(GBB) スペック
- 全長 381~586㎜
- 重量 2200g
- 弾丸 6mmBB弾
- 作動方式 ガスブローバック式セミオート&フルオート
- 装弾数 40+1発
- 価格 32800円(新品税別・メーカー希望小売価格)
MP7A1はドイツHK社が製作しているPDW(サブマシンガン)
昨今の戦場では防弾ベストの着用が当た前になったために従来の拳銃弾を使用するサブマシンガンでは火力不足が懸念されていたためにライフル弾に近い 4.6x30mm弾を使用することで貫通力を高めたために現在でも通用するパワーを得た
外装はポリマー強化樹脂で全体的に軽量ながら、伸縮ストックやフォールディンググリップなども装備
操作レバー類も今までのHK社がリリースしてきた銃器に近い設計にしたことで感覚的に操作できるためMP7に慣れるための訓練が不要だったこともあって、当時PDWの先駆けであったFN社のP90から覇権を奪い取りました。
拡張性も高く、ハイダーはQD方式の専用サプレッサーを装備可能で、両側にはサイドレールが追加で装備可能、トップレールも標準装備だったので、サイト載せたり、ライトを装備することも簡単にできる。
PDWとしてはコンパクトで状況によってアタッチメントを装備できる理想の1丁といったところでしょう。
専用弾を使用するということで弾薬の共有などはできないにも関わらず、世界各国の特殊部隊に人気があり日本でも自衛隊が4.6㎜短機関銃の名称で配備している。(2023年現在4.6×30㎜弾を使用するPDWはMP7以外にない=装備がすぐバレる)
弾薬を共有できないハンデがあるなかでもMP7が選ばれるのだから性能の高さが窺われますね。
付属品は本体&マガジン・説明書・14㎜逆ネジ変換アダプター・保護キャップ・マガジンフォロアストッパー・説明書・クリーニングロッドなどが付属します。
マルイ製 MP7A1 外観
という事でマルイ製のMP7A1なんですが、最初からネガティブな発言なんですが、
どうしても最大のデメリットが目につくんで言っちゃうと・・・
サイズがフルサイズではありません!!(小さいですwww)
外観はバッチリMP7A1でカッコいいのですが、フルサイズのMP7A1を知っている人からすればまるでボーイズ電動ガンのようなサイズ感です(;´д`)
始めてMP7に触れる人やサイズ感を気にしない人は気になりませんが、VFC製MP7などを触った人が持つと大きさが小さい!グリップ、マガジンが細い!なんかは絶対に思うでしょう。
ハイダーは11㎜逆ネジ対応&専用のQDサプレッサーを装備可能な物になっています。
マルイからは専用サプレッサーはリリースされていませんが、社外品でQD方式のサプレッサーが販売されています。
マルイからはハイダー根元の11㎜逆ネジから付属の14㎜逆ネジ変換アダプターを取り付けて通常のサプレッサーを装備することを想定しているようですね。
銃の前方側面にはサイドレールが標準装備されているのはうれしい所!
買い足す必要もないので、必要に応じて取り外すことで自分に合ったスタイルに調整することができます。
MP7A1の特有のフォールディンググリップはグリップ下部にあるレバーを押し下げながら展開することが可能!
正直この手のグリップはガタつきがつきものでマルイ製といえども多少ガタつきますが、他社製のMP7と比べると圧倒的にガタ付きが少ないので、これ以上のモノを求めるのならレール化したMP7A2仕様にするしかないです!
それだけ頑張っているフォールディンググリップでしょう!
但し樹脂製なのでサバゲーなどでハードな使い方をすれば折れることは想像に難くないとも思います。
グリップ部はMP7特有の縦に縦にセレーションが入ったパターンが特徴的
USPのようなスクエアタイプのグリップ形状ですが、バック部分が膨らんでいて、握りにくさはありません!
先ほども言ったようにフルサイズではないのでグリップが小さいのが気になりますね(;´∀`)
感覚的に9㎜弾仕様のUSPコンパクトに近いグリップの大きさです。
トリガー付近に操作系パーツが集まっていることが分かりますね。
トリガーにはトリガーセフティーも入っていて、セレクターと合わせてダブルセフティーになっています。
親指の位置にセレクター、トリガーガード根元にはマガジンキャッチなどUSP系列やG36系列とあまり変わらない操作感で感覚的に操作することができるので、この銃が今までの銃のように扱えるのでここら辺が人気を集めた一端なんでしょうね。
刻印類はマルイ製なのでご愛敬ですwww
ないよりは雰囲気があっていいと思っているので気にしません!
気になるのならVFC!です!
ぶっちゃけここがマルイ製MP7で一番びっくりしたところです!
ホールドオープン時にここのボルトリリースでオープン状態を解除するのですが・・・操作逆じゃね?
レバーを上にあげるとリリース解除できますが、通常のHK社の銃器はレバーを下げることでロックが解除される仕組みを取っています。
というかハンドガンのスライドストップもリリース時はレバーを下げるのが普通でしょう・・・
ですがマルイのMP7A1では上にあげることでリリース解除・・・
実物準拠のVFCではちゃんとここら辺はリリースレバーを下げることで解除・・・
う~ん(;^ω^)
優等生のマルイもこんな間違いするんですねwww
明らかに使い難いので設計上のミスだと思います。
セレクターは3ポジション
セフティー・セミ・フルです。
クリック感はありますが、軽めで確実なポジション選択が可能でしょう。
非常にスムーズで操作しやすい
銃後端底部にはシリアルナンバープレートが装備
HKのシリアルナンバーぽっく刻印されていますが、多分オリジナルでしょうね。
とはいえここまでのリアリティーをマルイ製に求めるのは間違っているでしょうね。
チャージングハンドルは樹脂製でMP9からの流れ組んでいるような左右からつまんでロック解除するタイプですね。
中には折れそうと思う人もいるようですが、実物でも樹脂製なのでここは実物準拠なんですよね(;´∀`)
あとガスブロなのでフルストローク?リアルサイズなのでフルストロークではないかもしれませんが目一杯引きことができます!
とはいえボルトもリアルサイズではないのでボルト前進時のリコイルなどは控えめになっていると感じますね。
ストック展開には右後端部のロックレバーを解除することで展開可能
ストックポジションは計3ポジション設定されています。
ちょっと分かりづらいですが、各ストックポジションで展開するとこんな感じです。
ストックには抜け防止の機能が入っているので3ポジション以上になることはありません!
誤作動でストックが抜けてしまったら、左側の抜け防止用のロックレバーを操作しながらストック入れる事で固定することができます。
ボルトオープン時はガスブロなのでしっかりボルトストップ機能が作動します。
マガジンが空の状態でなければ作動せずマガジンを入れていない状態で、ボルトリリースレバーを操作してホールドオープンにするのは出来ないようですね。
ホップダイヤルはマガジンを抜いた状態でトリガーを前方に逆パカすることでアクセスすることができます。
これは手軽に調整できて良いですよね(≧◇≦)
MWSのようにテイクダウンする必要はないですし、排莢ポートに指を突っ込んで調整する必要もありません。
このホップ調整控えめにいって満点です!!
ココはちょっと怖い所です。
前後にスイベル用のフックホールが計4つありますが、金属の補強なども入っていないので簡単に折れるでしょうwww
使用するなら金属製のフックなどは使わない。
もしくはタイラップなどを噛ませて使用する必要がありそうです。
サイトは2WAYのフリップアップ式サイトを装備しています。
サイトを畳むとピストルタイプ・立てるとライフルタイプになる使い勝手がいいサイトですね。
PDWという性格上から長距離の射撃は想定されていませんし、光学サイトを使う必要もない近距離なら重量バランスが良いこのサイトの方が扱いやすいでしょう。
ピストルタイプサイトは近距離でストックを展開しない状態でよりコンパクトに構えない時に狙うことが想定しています。
文字通りピストル=ハンドガンを撃つような射撃スタイルで狙うのに適していますね。
対してライフルタイプは中距離を想定してストックを展開して、しっかり狙うことを想定されています。
ピストルスタイルの時はサイトノッチが少し小さいので若干狙いにくい印象はありますが、3ドットタイプでフロントサイトを見失うことなくサイティングが可能です。
ライフルタイプはピープホールが大きめなのでストレスなくサイティング可能
どちらも使い勝手良い非常に扱いやすいサイトだと感じますね♪
マガジンには4.6×30㎜の刻印があるロングマガジンが標準装備!
ギリギリマガジンの横の長さは30㎜ありますが、サイズ的にはやはり20㎜程度の弾薬が入るサイズになっています。
9×19㎜弾用だと考えれば納得できますが、やはりサイズ感が気になりますね。
中にはよりコンパクトなショートスタイルで扱いたい人もいると思いますが、マルイからはショートマガジンはリリースされていません!
多分ショートマガジンだと作動性を担保できなくなるからだと思いますが、出来ればショートマガジンも欲しい所!
ココも意外なところでマガジン込みで約2245gとサイズ感・材質にあわない重量になっています。
結構重いですwww
リアルサイズでないにも関わらずにリアルサイズのVFCよりも200~300g程度重いので、取り回しが少し悪いと感じるかもしれません。
もう少し軽量ならより理想的なGBBゲームウェポンになっただろうなと思います。
マルイ製 MP7A1 簡易分解
お次ぎはテイクダウンです!
マルイのMP7はホップ調整がバラさなくてもできる仕様なので頻繁にテイクダウンすることはないでしょう。
せいぜいたまに清掃するときくらいの感じだと思います。
後方のピン2本をポンチで引き抜きます。
そうすると・・・
そうするとボルトキャリア一式・ストックなどが取り外しできます。
簡単ですね♪
ストックのエンドプレートをちょっと見てみてみました。
エンドプレート右側の穴の出っ張りはストックの伸縮時にロックを掛ける出っ張りでですね。
対して左側にもロック用の出っ張りがあるのですが、こっちはストックを最大まで展開した時の抜け防止用の出っ張りのようです。
ストックが抜けてしまった時は左側のロックレバーを操作しないと入らないってことですね。
マルイ製 MP7A1 命中精度
ということで命中精度なんですが、40発セミオートでの射撃です。
(BB弾はS2S製の0.2gバイオBB弾を使用・射撃距離は約10m程度)
精度としてはかなり良いと感じがしますね。
同じ時にVFCのMP7とも撃ち比べてみましたが、流石はマルイ製・・・同じガスチャージ時間15秒で撃ち比べてみましたが、3倍近くもマルイの方がガス燃費が良く、キックも最後までしっかりと続いていたため、実射性能ではマルイの圧勝といったところ!
1チャージ15秒で約200発近くも撃つことが可能でしかも最後辺りまでしっかりとリコイルも残っていたので作動は非常に安定しているといっていいでしょう!この手のガスマシンガンの中ではトップレベルの実射安定性です。
発射性重視でガスブロのサブマシンガン系を選ぶのならやはりこのマルイのMP7に敵う者はいないかもしれません・・・
やっぱりマルイすげーです(;´∀`)
マルイ製 MP7A1 評価
レア度 | 40点 | |
---|---|---|
クオリティー | 50点 | |
性能 | 100点 | |
価格 | 70点 |
ということでマルイ製のMP7A1の紹介でした。
良いとこ悪いとこをザックリ分けると・・・
- 良いとこ:GBB系サブマシンガンでは作動の安定性がピカイチ!
- 悪いとこ:リアルサイズではない・ボルトリリースレバーの操作が逆
こんな感じだと思いますね。
価格帯を考えれば、新品でも約3万円行かないぐらいなのでVFCと比べれば半額ぐらいなので性能を求める人はマルイ一択ではないでしょうか?
他にも地味にうれしい所もあって、マルイ製なのでアフターがしっかりしています!
パーツ供給があるので壊れても修理が難しくないですし、マガジンが安く手に入りやすいのは大きなメリットですね(≧◇≦)
ライバルのVFCはその辺はやっぱり弱いです。
マルイはリアルサイズではないですが、
サバゲーなどでガンガン使っていくには最適すぎるパッケージングになっているので本当の実戦派のガスブロMP7A1と言えます!
ガスブロでMP7A1をVFCかマルイかで悩んでいるのなら・・・
作動性は度外視で外観全振りならVFC!撃って当てて使いたいのならマルイのMP7A1一択でしょうね!
フルオートがまともに作動するので作動が気持ちいい1丁でした!