今回はバイオハザードRE:4の発売で話題を呼んだマルイ製のSG-09Rの紹介です。
バイオハザード4で人気があった初期ハンドガン(シルバーゴースト)のリメイクモデルがRE:4で登場しました。
発売前はRE:4が販売になると告知されたときから、ついに唯一モデルアップされていなかったシルバーゴーストがUSPベースで販売されるかも!と思っていましたが、やはりというべきか、、、満を持してモデルアップされました!!
初代シルバーゴーストはUSPベースにⅯ1911やS&Wシグマなどの要素を取り入れたカスタムガンでタクティカルカスタムが施されていましたが、
リメイクされたシルバーゴーストは今までの複数の銃の良いとこどりをした銃からUSPの製造コンセプトを突き詰めて最高のカスタムガンを目指して製作!
タクティカルなカスタムガンからより対面戦闘重視なコンバットガンに仕上がっています。
彩な体術が得意なレオンが近接戦闘でCAR射撃姿勢で撃つモーションなどにもマッチしているカスタムですね!
最近ガンカタ系の近接アクションが流行っているおかげでしょうか?
ジョンウィックを始めとしてリコリス・リコイルなどでもCARの射撃体勢を取った近接格闘ガンアクションが流行っている印象ですね。
RE:4でもレオンがこのSG-09Rをムービー中でも多用しているのでたくさん活躍しているのを見て取れますね!
ということで今回はマルイのバイオコラボ商品であるSG-09Rの紹介です(`・ω・´)ゞ
コンテンツ
マルイ製 SG-09R スペック
マルイ製 SG-09R スペック
- 全長 218㎜
- 重量 735g
- 弾丸 6mmBB弾
- 作動方式 ガスブローバック式セミオート
- 装弾数 25+1発
- 価格 32800円(新品税別・メーカー希望小売価格)
SG-09RはバイオハザードRE:4で初登場したカスタムハンドガン
バイオ正史ではバイオで登場するUSPのステンレスシルバースライドモデルであるMUPをベースに更に改良を加えたハンドガンで、2002年DSOの創設者の1人である当時CIA長官のアダム・ベンフォード(バイオ6の大統領)がトライアルを依頼して製作された。
各エージェントの使い勝手に沿ったカスタムが施され組まれたハンドガンで、
操作性やエルゴノミクスを設計に取り込んでいく過渡期の時代に設計され、高い操作性と扱いやすさを追求したカスタムが施されています。
バイオ4でレオンが使用していた初期ハンドガンが今回のSG-09Rの発展元である通称(シルバーゴースト)とファンの間では呼ばれてきたものであり、そのver1モデルであるシルバーゴーストのネガティブな部分を削ぎ落して組まれたのが今回のSG-09Rということになります。
バイオ正史ではジョー・ケンドが失敗を生かして作った最高のカスタムハンドガンという設定ですが、2023年3月24日発売のバイオハザード4のリメイク作品であるRE4の世界線ではレオンがこのSG-09Rを使用していることで話題を呼びました。
2002年時に製造された銃なので正史では2023年現在レオンが使用している描写はありませんが、設計やカスタム思想にはB.O.Wとの戦闘に基づいたレオンの助言あるようで製作には絡んでいるようです。
特徴としては反動抑制のコンペンセイターを標準装備、20㎜ピカティニー規格のアンダーレールとUSP独自のグリップの角が削られ、フィンガーチャンネルが追加されたグリップがオリジナルパーツで装備
設定では内部パーツや外装の材質までもこだわって作られた一丁のようです。
付属品は本体・マガジン×2本・説明書一式・設定資料(サバイブマガジン)・保護キャップ・フォロアストッパー・六角レンチ・BB弾少々
箱はガンコンテナタイプになっていて今までのマルイの化粧箱を見ても初のタイプです。
SG-09Rの設定考察(名称の意味)
※ココでは設定資料で明らかになった事とそれによって考えられる事を考察していきます。
なので一部、主観や想像が入るので事実ではない可能性があることをご了承くださいm(__)m
SGの名前で登場しますが、SGは略称で公式からは現在SGの正式名自体は公表されていません。
SG-09Rの設定資料である付属のサバイブマガジンには製作者ジョン・スミス(ジョー・ケンド)が1丁目のSG(バイオ4の初期ハンドガン)の失敗を生かして(世界最高を目指して作られた)と語っている。
今まではサムライエッジやライトニングホークなどのフルネームで呼ばれてきたケンドモデルですが、今回は略称でSGになっているので直接的には名前伏せられています。
しかし、サバイブマガジンには
- (世界最高に恥じない)
- (相談なく調整してはいけない)
- (60551のナンバーに恥じないSG)
などと語っていることからこのSG-09Rは高級車であるロールスロイス社のシルヴァー・ゴーストが名前の由来であることが判明しています。
(60551はシリアルナンバーではない)とも語っているのでSG本体のシリアルナンバー以外の意味合いの数字であることが語られていて、
最初期に製造されたロールス・ロイスのシルヴァー・ゴーストのシャシーシリアル番号に振られたナンバーが(60551)なのでSG-09Rはロールス・ロイスになぞらえて伝説的に世界最高のカスタムガンを目指して作られたということになりますね
そのため(60551のナンバーに恥じないSG)と語っているようです。
09Rの部分は09=9㎜パラベラム弾使用というのが想像できますが、Rはサバイブマガジンには意味合いが明記されていません。
銃のRの意味といえば(レース)や(レール)などの意味合いが多いのですが、この銃はレースガンではないですし、レールは配備されていますが、特別なレールカスタムという訳でもありません。
サバイブマガジンには初代SGの記載の時に、(南米で何度もバラして、組み上げ直した跡が見て取れた)や(相談なく調整してはならない)などのチューニングの話がよく出てきている。
初代SGはあらゆる銃の良いとこどりをしてキメラ化したために奇跡的なバランスの上に高い精度を叩き出していたようで、製作者であるジョーケンドは調整の必要がないと思っていたが、何度もバラされた後を見て「タフな現場で生き残るには状況に応じた最適化が必要だったてことを全く理解できてなかった」とショックを受けたようです。
そしてSG-09Rを作ったといっているので真に調整の必要がない銃(あらゆる状況に対応できる)あるいは最適化の調整できるモデルという意味合いから
R=レギュレート(調整モデル)という意味合いではないでしょうか?
なのでこの銃の正式名は(シルバーゴースト09 レギュレートモデル)であると思われます。
もしくはロールス・ロイス敬意を込めてのイニシャルであるRを名前に入れているのかもしれません!
また「同一にして別物」と語っているので、USPとは姿形を同じでも中身は別物であることや、
ベースモデルに敬意を込めてHKシリアルナンバー風にSG-60051とオマージュを込めたナンバープレートも装備してようです。
マルイ製 SG-09R 外観
ファーストインプレッションはシンプルだか最適化されたUSPといった印象
USPは独自のレール規格で20㎜ピカティニーレールのきっかけともなったと言われているぐらいなので、その20㎜レールを標準装備したフレームは2002年当時では最新の規格と装備を盛り込んだカスタムUSPと言われれば納得です。
2002年のHKの拳銃といえばP2000やP30辺りのエルゴノミクスを取り入れ始めた頃合いなのでUSPのスタイルをそのまま最適化していったら?という感じの姿なんでしょう!
時代背景を取り入れている感じがちゃんとバイオらしい!
ホールドオープン時にはコンペンセイターはフレームと固定されているので動くことが無くスライドの作動速度に影響しないようにちゃんと配慮されています。
バレルに固定するタイプもありますが、あっちは少なからずショートリコイル時コンペンセイターを引きずるので効率が悪いのでしょう。
この銃の目玉の装備の1つである専用2ホールマグナポート仕様のコンペンセイター!
放熱口が斜めに切られているのがいかにもケンドカスタムっぽいですね。
バリーモデルVER1で放熱口がコンペンセイター上部にあることで少なからず陽炎の発生でサイトの視認性の低下が懸念されていたデメリットを解消するために斜めに切ったのでしょう。
フレームも20㎜一体型のUSPとは違ったオリジナルのカスタムフレームにコンバージョンされています。
フレームを延長することでコンペンセイターのスタビライザーとしての機能とレールアタッチメントのポジションの細分化を図っている感じです。
ココは残念ポイントです・・・(;´д`)
設定資料では「同一にして別物」という表現やUSPの開発コンセプトをそのまま高みにもっていったカスタムでそこまで行ったら別物という意味でSG-09Rと名付けていたので、正直ここでHK USPの刻印は正しくないと感じます。
(SG-09R 9㎜×19 SG-60551)の刻印にして欲しかったですね(;´∀`)
KENDOの刻印も切削や凹凸刻印などではなくマーキングなのもマイナスポイント
ここら辺はやはりこの銃がカスタムされた特別モデルであると主張するために安っぽいマーキングではなく消えることがない凹凸刻印に黒の塗料を流し込んで立体感を持たせる感じにして欲しかったところ
色合いは綺麗なマットなブライトステンレス仕上げに仕上がっていて、レオンのハンドガンのイメージと1990年代からのレースガンのようなイメージがあります。
グリップ形状もオリジナルで通常のUSPのシボ加工にFの字のラインが入っています。
そして左側のみSG-60551のナンバープレートが装備されています。
設定通りだとこの(SG-60551)のナンバーが世界最高峰のカスタムハンドガンであることを示しているようです!
そしてグリップの一番の加工はやはりここ!
グリップ前方のフィンガーチャンネルの追加とシボ加工化でしょう!
ノーマルのUSPでは前方と後方は鋭いチェッカリングで手に刺さるような感じで高い滑り止めの効果を発揮していました。
グローブなどをしていればある程度緩和されますが、それでもココの強い滑り止めがグリッピングフィールを乱していることも確かだったでしょう。
そこをシボ加工に変えてグリップの角を最適化したことで手にかかる負担を減らし、強く長時間握っても疲れにくいようにカスタムした感じですね。
セレクターはノーマルのUSPから変わらず親指で操作しやすくクリック感があります。
画像上からセフティー⇒ファイヤー⇒デコックです。
特にここは特殊なカスタムなどはされておらず、使いやすいUSPのセレクターレバーといったところ
トリガー下の刻印はどうやらノーマルUSPと変わらないようですねwww
但し塗装の質感が違うのでこっちの方が見やすいです。
前後のアイアンサイトはホワイトドットが入っていて3点式になっています。
フロントサイトはスライド前方からコンペンセイターに移植されてより遠くを精密射撃できるようにしているようです。
サイティングは通常のUSPと同様で非常に見やすい!
時代背景もあってか?センチネルナインに使用されていた蓄光材は使用されておらず、暗闇で光るような事はなかった・・・
バレルは通常のUSPの長さと同じようですね。
コンペンセイターの直前で止まる位置で設定されています。
コンペンセイターとスライドには微妙に隙間があり、スライドで直接コンペンセイターを叩かないように精密に設計されています。
ここら辺は流石のマルイといったところでしょう!
分かってはいましたが、やはり握ると別の銃と感じる!
外観的にはUSPのカスタムモデルでインパクトでいえばUSPタクティカルやUSPマッチ、USPコンパクトの方が変わり映えするのでは?という感じでしたが、このグリップフィーリングは抜群です!
USPではなくHK45系に近い手にフィッティングするグリップ感が素晴らしいと感じる一丁ですね♪
確かにこの銃の真価はルックからではなく、握ってみないと分からないと感じるぐらいにグリップ感が良い!
※ちょっと気になったのがSG-60551のナンバープレートが握った時に指が触れるので握っているとその内マーキングが剥がれる可能性があります!ご注意を!
USPでここまでグリップ感がいいのは初めてですねwww
前方だけでなく後方のグリップ角も削られてより握りやすくなっていると感じます。
ここら辺はノーマルのUSPと比べなければ分からないと思いますが・・・
マガジンは通常のUSP用マガジンが2本付属する。
マルフェスオンラインではすぐにでもサバゲーに投入できるといってたが、
正直のところマガジン1本でよかったから本体の値段を下げて欲しかったところですねwww
流石に数年前のサムライエッジのアルバート01と変わらない値段ともなると・・・
あっちはサプレッサーやライトが付いたフルセットでしたし・・・原材料の高騰もあると思いますが・・・
重量は740g程度とポリマー拳銃ながら軽量!
ノーマルUSPと比べても20g程度しか変わりがありません。
サバイブマガジンでは手に取った瞬間通常のUSPよりも重いという表記があったのですが、流石に材質がABS樹脂のエアガンに重量の明確な違いを求めるのはお角違いか・・・
一応マガジンも計りましたが、こっちは通常のUSPのマガジンと変わりないのでいうことはありませんね。
汎用性があって使いやすいという感じでしょう。
マルイ製 SG-09R 簡易分解
次に通常分解です。
通常のUSPよりもコンペンセイターが追加されているので分解は工具と手間が増えますねwww
ホップ調整するにはちと面倒です。
まずは先端のコンペンセイターを外します。
コンペンセイターはフレーム先端下の六角ネジで止まっているので付属の六角レンチで外します。
過去に販売していたサムライエッジ バリーモデルなんかはコンペンセイターにネジ山を切って直接ネジで止める関係上強くネジを回すとコンペ側のネジ切が舐める可能性がありました。
このSGのコンペには内部にナットが仕込まれているようで、極端に強く締め付けしない限りネジ切が舐めることは無さそうです。
コンペを外したらあとは通常のUSP同様にスライドストップの凹凸とスライドの分解用ノッチを合わせてスライドストップを引き抜くだけで分解は可能です。
ここまでくればホップ調整は簡単ですね。
一応USPはホールドオープン時に排莢ポートからホップ調整できる仕様なのですが、細かい調整はちょっとやりづらいです。
バラして調整の方がなんだかんだ言ってやりやすいですね(;´∀`)
余談ですが、初代SGは調整の必要がないとなっていましたが、こういった簡易分解はどうなんでしょうね?
奇跡的なバランスの上に成り立っていた銃ならば通常分解程度でもバランスが崩れるような買いもしないではないです・・・
どうでもいい話でしたwww答えは簡単ですね!バイオワールドですから!!
岩を殴って動かせる主人公が居たって事を忘れてました。
スライド内面は塗装が剥がされていて、作動に干渉しないようになっていました。
スライドのABSの素地の色は黒ではなく白になっていて塗装が剥がれても目立たないように配慮されている所は気遣いを感じられますね👍
KSCのソードカトラスを思い出しましたwww
あっちもこんな感じです。
マルイ製 SG-09R 命中精度
ということで25発中19発命中でした。
(BB弾はS2S製の0.2gバイオBB弾を使用・射撃距離は約10m程度)
やはりマルイ製のUSPの作動性は抜群に良いですね♪
キックの強さ、作動性、ガス燃費が高水準で両立しています!!
これ以上の物はあるのだろうか?と思えるレベルです!!
だからなのですが、撃っていてとても楽しいので射撃が少しラフになったので実際もう少し当たってもおかしくはないと思います!
これは・・・限定品という希少性に恥じない性能を持っているといってもいいでしょう!
マルイ製 SG-09R 評価
レア度 | 90点 | |
---|---|---|
クオリティー | 70点 | |
性能 | 100点 | |
価格 | 30点 |
ということでマルイ製SG-09Rの紹介でした。
性能に関してはもう文句のつけようはありません!
ベースモデルのUSPを撃ったことがある時点で分かりきった事でしたが、このサイズ感で最後までキッチリとキレのいいブローバックとキックの強さが高いレベルで両立しています。
ガスブロハンドガンの中では抜群の作動性と命中精度を持ったハンドガンであることは間違いありません!
外装の仕上げに関しては物足りなさを感じるのが正直な印象ですwww
まずは(KENDO)の刻印やSG-60551の刻印が彫り込みではなくマーキングだった事
この銃のアクセントになるマークや刻印なのでここはやはり擦り切れてなくなる可能性があるマーキングではなく凹凸があって存在感がある掘り込みにして欲しかったというのが本音ですね。
次にスライド刻印はUSP刻印やHKのシリアルナンバーやプルーフマークなどになっている事。
ココはコラボモデルなのだからHK刻印ではなくSG-09Rの刻印が入ってカスタムモデルであることを主張して欲しかったところです。
後はもう少し専用パーツが欲しかったというのもあります。
Twitterで見た書き込みにも、カッコイイという声がある一方であんまり代わり映えしないといった声も上がっていました。
実際シンプルにまとめられていてカッコイイとは思いますが、今までのバイオコラボエアガンの中ではインパクトに欠けるといった感じはあります。
SG-09Rはメダリオンなどの派手な装飾もない事もありますが、今までは専用パーツで銃の印象ががらりと変わるものが多かったので今回のSGはベースモデルのUSPからあまり変わっていないように見えるのでしょうね。
ですが、握ってみると印象が変わる銃でもあるようでグリッピングがUSPとは別物になっていてカスタムモデルであることが感じられる。
今までのバイオコラボと違って握ってみれば違いが分かるといった少し玄人好みのカスタムと言えます。
設定では2002年のエルゴノミクスやレールの標準化の過渡期に作られたということもあってまだアンビ化などは考えられていなかったという感じなのでしょう。実際アンビ化などを考えるとUSPマッチなどの方が装備としては充実していますから。
今回のSG-09Rはカッコイイがシンプルといった印象だったのですが、バイオコラボの新しいシリーズとしてこれからどうなっていくか楽しみであるモデルでもありますね!
なんせ設定では2002年時点のカスタムなのでさらに煮詰めていったカスタムモデルもこれから登場する可能性もあります!
なんといってもこの銃がバイオRE:4で活躍しているというのが最大のメリットでありうれしい所だと感じます!