今回紹介するのはFPSにおなじみのPDWの傑作モデルをモデルアップした
VFC製のMP7A1の紹介です!
MP7といえば近代戦のFPSには必ずと言っていいほど
登場するほど有名なPDW(サブマシンガン)です。
ボディーアーマーを貫通できるようした4.6×30㎜弾を使用し、
近代では最も成功したPDWの1丁といったところでしょう。
コンパクトでありながら機能美が詰め込まれたデザインから愛用していたプレーヤーの人も多いのでは?
今回紹介するのは外装に定評があるVFCがHKの正式ライセンスを取得したGBBモデル!
何社からかエアガンでモデルアップされているMP7の中でも特にリアルな形状ということで人気な一丁ですね。
リアルな外観で有名なVFCがリリースしているMP7がどんなものか見ていこうと思います(`・ω・´)ゞ
ライバルのマルイ製MP7A1との比較はこっちで詳しく行っているので よければどうぞ!
VFC製 MP7A1 スペック
VFC製 MP7A1 スペック
- 全長 415~638㎜
- 重量 1930g
- 弾丸 6mmBB弾
- 作動方式 ガスブローバック式セミオート&フルオート
- 装弾数 40+1発
- 価格 45000円 (新品税別・メーカー希望小売価格)
MP7A1はドイツのHK社が開発したPDW
アメリカ軍での近年での戦場での防弾ベストの着用が多くなったことで、
拳銃弾を使用するサブマシンガンの火力不足が心配されていた。
HK社は傑作サブマシンガンであるMP5をリリースしていたが、防弾ベストの着用で火力不足が指摘され、それを解消するために新弾薬である4.6×30㎜弾とMP7を開発しました。
ライフル弾に近い形状をした4.6×30㎜弾はボディーアーマーを貫通する性能と、既存の銃器と同じような操作感で感覚的に操作できるため訓練の時間の短縮が可能で、重量も軽量だったため当時のFN社が開発したP90よりも優れているという評価が下されて、各国の特殊部隊などでも多くの採用例が多い。
今回紹介するのはMP7に改良が施された、MP7A1モデル!
発射時の連射速度の調整でロングストローク化し発射サイクルを落とし、サイドレールを装備可能になったモデルだ。
折り畳み式のフォールディングストックは賛否両論で、廃止してレール化したMP7A2もVFCはモデルアップしている!
付属品は本体+マガジン、説明書一式、ホップアップアジャストツールなどが付属します。
説明書を見ましたが、パーツリストが無かったので故障した場合はショップなどを通してアフターパーツを確保する必要がありそうですね(;´∀`)
VFC製 MP7A1 外装
ファーストインプレッションはデカい!そして以外に軽いですねwww
日本製のMP7のエアガンを知っているとやはりリアルサイズの外装は大きく見えますね。
このサイズ感で2キロ切りしている重量のおかげで取り回しがしやすい。
フレームは全体的に樹脂製だが、剛性感が高く、ふにゃふにゃした印象はありません!
特にグリップ部分のプラスチックの薄さに対して、強く握ったときの剛性感は他社より圧倒的に高く、全体的にしっかりしたつくりをしていますね。
サイト類+フォールディンググリップを展開した姿もう~んカッコイイ!(≧◇≦)
ハイダーは専用のサプレッサーに対応していてOD方式で装着できます。
その他のサプレッサーやハイダーにも対応しているのですが、ハイダーを外すと12㎜正ネジのネジ切が出てきます。
かなり特殊なサイズなので通常の14㎜サイズのサプレッサーなどを使いたい場合は変換アダプターを噛ませる必要がありますね。
VFCのMP7A1はサイドレールは標準装備ではなく別売りのオプション扱い
付けたい場合は別売りのレールを買う必要があります。
フォールディンググリップは展開用のロックレバーのテンションが少しきついがスムーズに展開が可能です。
他社のグリップよりもグラつきが大きいですね(;^ω^)
ここら辺はもう少しぐらつきを抑えて欲しかったところです・・・
グラつきが気になる人は最初からフォールディンググリップを排除したMP7A2を買ったほうがよさそうです。
フレーム左側面にはMP7の専用弾である(4.6×30㎜)の刻印がありますね。
リアルなのですが、実銃ではパーツごとの検品時に品質検査に合格した印であるHK社のいわゆるプルーフマークも刻印されているのですが、VFCのMP7にはありません。
実銃にもない個体もあるのかな?と思いますが、
せっかく正式ライセンスを取得しているので入れて欲しいとも思いますね。
セレクター、ボルトリリースレバー、マガジンキャッチレバーはアンビ仕様で流石はHK社のPDWといったところ
セレクターはセーフ・セミ・フルオートのポジションが設定されています。
トリガーにはグロックなどにもお馴染みのトリガーセフティーが装備されていて、セレクターセフティーと合わせて2重のセフティーシステムが組み込まれています。
余談なのですが、マルイのMP7と比べると操作系パーツのグラつきが気になりますね(;^ω^)
作りが甘いのか?これ大丈夫か?と思うぐらいにトリガーなどはグラつきました。
作動には問題ありませんが、やはりマルイと比べると細かい所の作り込みは甘いと感じます。
右側フレーム側面にはメイドインジャーマニーの刻印!これはリアルですね!
マルイではメイドイン東京マルイの刻印だったのですが、こういうところは流石VFCだと感じます!
グリップにはHK MP7A1の刻印
グリップの太さは他社のMP7と比べると太目でバック部が膨らんでいる。
他社のMP7もフレームは樹脂製なのですが、握った時の剛性感は圧倒的にVFCが高いです。
変にたわむことがないのでおもちゃっぽくなくていいですね。
こんなところの刻印も作り込んでいますね♪
WARNINGの刻印とシリアルプレートがあります。
シリアルプレートの6㎜だけが残念な部分ですが、フレーム下なので見えづらいのである程度の配慮はされているといった感じでしょう。
少なくとも刻印無しにしても気が付かないような場所なので外装に関してはやはりVFCは作り込んでいる感じがしますね。
一応右側面後端部にHKの公式ライセンス取得してることを示すマーキングがされています。
ココはVFCの心遣いなのか?
こういう刻印はやはり嫌われることが多いからなのか?
消しやすいマーキング刻印になっているのはリアル派のユーザー志向だと感じます。
爪で軽く擦るとベリベリ剥がれて刻印を消すことができるのでこれが意図的に消せるようになっているんだったらVFCすげーと思いますね!
でもあとからライセンス刻印消すようにするんなら最初からシール貼っておけばいいような気も・・・
ストック展開時はフレーム右側面のロックレバーを上にあげながらストックを引っ張ることでストックを展開することができます。
因みに左側面にもロックレバーがありますが、そちらはストック展開時にストックが本体から抜けるのを防止するためのレバーです。
ストックは切り欠きが3か所ついていて展開時のポジションは3段階で調整できます。
本体がリアルサイズなのでコンパクトなPDWなのですが、ストックを展開するとしっかり構えることができます!
ショルダーパッド部の面積も大きいですし、ストックの最大展開時の長さも長いので国産のオリジナルサイズのMP7よりも構えやすくなっている感じです!
サイトはMP7オリジナルのフリップアップサイトを再現!
展開時はライフル用のようなアイアンサイトになりますし、畳んだ時にはピストルタイプのサイトが装備されています。
特に展開時のサイティングはリアサイトのピープホールが大きくサイティングしやすい印象
サイト展開を維持するスプリングのテンションも高いのでリコイルでサイトが暴れることがなかったのは流石VFCクオリティーだと感じます!
安物の粗悪フリップアップサイトはリコイルに負けて暴れるものもありますので(;´∀`)
チャージングハンドルは左右からつまんでロックを解除するタイプで樹脂製
ガスブロなのでもちろんフルストロークのハンドル操作を楽しめます!
リコイルスプリングのテンションも強めなので、コッキング時はメリハリ感があるシャキシャキした操作感がありますね。
これはボルトを引くのが楽しい一丁です!
マルイのMP7もチャージングハンドルのリアクションはよかったですが、マルイよりも樹脂特有の粘り感が無いように感じます!
ボルトオープン時は排莢ポート部分からシリンダー部が見えますね。
ローディングノズルがロッキングラグの形を再現している辺りがリアルでいい感じです!
いやぁ~排莢ポートから見えるロッキングラグとロッキングリセスがリアルですねぇ~
電動ガンでは味わえないリアルさが良いです!
このボルト周りにこのVFCのGBB MP7の魅力がグッと詰まっている感じです!
ボルトキャリアも大きく、重量も重いのでボルトキャッチをリリースした時のリコイルがたまりません!!
前方左右に計2か所、後方ストックを含めて左右に計4か所スリングホールが装備されています。
国産のMP7A1のストック部分にはスリングホールがついてなかったのでVFCの方が実物に近いようですね。
でもバッチリ樹脂製で補強もされていないように見えるので、金属のフックなんかを引っ掛けるとその内もぎ取れそうなのでスリングを付けるとなると対策を必要そうですね。
スリングホールにはパラコードや結束バンドを噛ませてスリングを付けたほうがいいでしょうね。
マガジンはこちらもマルイなどのデフォルメされたサイズではなくリアルサイズ準拠なのでいい感じの太さになっています。
ですが、ご覧の通り塗装の劣化がひどいですねwww
爪で擦ると簡単にベリベリ剥がれるので塗装の質があまりよくないんだと感じます。
手が触れない場所の塗装はしっかりしているので、皮脂に反応して塗膜が劣化しているようなので耐薬品性が低い塗料なのでしょう。
気になる人はガンブルー液で染めたり、新しく塗り直した方が良いですね。
僕は塗り直しますwww
VFC製 MP7A1 簡易分解
ということでVFCのMP7の整備用の簡易分解です!。
どうやら他社と同じ要領で分解メンテできるみたいですね。
分解は良いですが、組付ける時がちょっとめんどい感じです。
上画像の赤丸のピンを押し込んでピンをふき取るとストックとボルトキャリアを引き抜くことができます。
ということで分解完了!
組み込みはボルトキャリアにチャージングハンドル先端の突起部分が噛み合わせながら組み込まないといけないのですが、
リコイルスプリングのテンションが掛かっているおかげで外れやすいのでちょっと組み込みにくい印象ですね。
とはいえメンテ用の分解なのでホップ調整などでバラす訳ではないのであまり影響はないでしょう。
VFC製 MP7A1 命中精度
ということで命中精度です。
(BB弾はS2S製の0.2gバイオBB弾を使用・射撃距離は約10m程度)
作動はマルイよりもハードキックに設定されているようで、キックは強めです!
マルイよりもボルトキャリアが大型なので作動時のリアクションは抜群にいいですね♪
命中精度はご覧の通りで結構いい感じに纏まっています。
アイアンサイトでこれだけ当たっていれば精度はいい感じがしますね。
問題はガスの燃費(;^ω^)
ガス15秒チャージで約60発分撃てました。
海外特有のガスの吹き返しがないのでマルイの1チャージ満タンと同じ15秒で計測しました。
マルイは15秒チャージで200発程度撃てたのを考えると、作動の安定性ではマルイに勝てませんwww
ガスのチャージもやりづらいので日本仕様に対応した注入バルブに変更することも必要でしょう。
VFC製 MP7A1 総評
レア度 | 70点 | |
---|---|---|
クオリティー | 90点 | |
性能 | 40点 | |
価格 | 30点 |
ということで総評なんですが、リアル派のみなさんはこっち買ってください!って言える一丁ですね!
作動時のリアクション、命中精度、操作感バッチリです。
正式ライセンスなので刻印類もほぼバッチリ!
他の記事でマルイのMP7との比較してみましたが、作動はマルイに逆立ちしても勝てません!
ガスガンの作動の安定性でマルイに勝とうとすること自体おこがましいのかもしれませんが・・・(;´∀`)
ですが、マルイのMP7で不満なのはやっぱりサイズ感でしょう!
どうしてもマルイMP7はリアルサイズと比べると小さいのでまるでMP7のボーイズ電動ガンを持っている感じです。
VFCのMP7を検討しているということは大概の人はやっぱりそのサイズ感に満足いかなかった人でしょう。
だって気にしないのならマルイ一択ですもんwww
- サイズ感を気にしてリアルな作動を求めるならVFC GBB、
- サイズ感を気にしてサバゲー投入も考えているのならマルイ・VFCのAEG
- 総合的な安定した性能を求めながらリアクションも欲しいならマルイGBB
だと感じます。
個人的にはリアリティーある外観と作動性を求めていたのでこのVFC製のMP7はかなりグッとくる良い1丁でした!
マルイやKSCのトイガンオリジナルサイズの物足りなさを感じているのならオススメできる一丁です。
サイズが違うだけでまるで別の銃のように感じますよ!