今回はマルイの新ジャンル開拓のために挑戦した第1段目であるLCPの紹介です。
最近のマルイは新しいジャンルへ挑戦していますが、その挑戦はこのLCP辺りから始まっている感じがします。
エアガンとしては小型で決してメジャーとは言えない銃は販売しても開発費を回収することが難しい(。-`ω-)
なので発射構造などは同一でガワだけ変えてしまおう!という発想で作られた第一弾がこのLCPです。
実際に発射性能などはあまり変わりませんが、変わったコンパクトハンドガンを使えるためにこの記事を書いている2023年1月にはすでに4弾目が販売しているほどです。
そんな新しいジャンルを作り上げたマルイのコンパクト固定スライドシリーズの第一弾であるマルイ製 LCPの紹介です(`・ω・´)ゞ
マルイ製 LCP スペック
マルイ製 LCP スペック
全長 131㎜
重量 255g
弾丸 6mmBB弾
作動方式 固定スライド式セミオート
装弾数 10発
価格 7890円 (新品税別・メーカー希望小売価格)
LCPはスタームルガー社が製造しているコンパクトピストル
コンシールドキャリーのニーズにこたえるために設計されて、弾丸は最小クラスの.380ACPを使用し、フレームにはガラスナイロンを使用することで270gという拳銃の中でもトップクラスの軽量さ誇っている。
警察のバックアップ用のサイドアームや民間護身用のコンシールドキャリーピストルとして開発されているためか、銃としては必要最低限の機能しか搭載しておらず、オートスライドストップなどの機能はオミットされています。
現在でも販売されていますが、後継機のLCPⅡやLCP MAXなどのモデルも販売されています。
マルイはコンパクト固定スライドシリーズの第一弾としてリリース
付属品は本体、保護キャップ、BB弾少々、説明書ぐらいですね。
固定スライドガスガンなので付属品は少なめですね。
マルイ製 LCP 外装
「コレ本当に動くの?」っていうのがファーストインプレッションですwww
今まで見てきたエアガン中でも本当に最小クラスで銃の厚さすごく薄い!
手のひらサイズという言葉が本当にしっくりくるサイズ感です。
元々実銃でも可動部が少ない銃のようですが、流石にスライドくらいは少しぐらいは動いて欲しかったのは正直なところですね。
マルイの固定スライドと言ったらやはりMK23のイメージが強いですから。
銃口ギリギリまでインナーバレルが来ていますね。
流石に小さすぎるのでインナーバレルの長さが足りないのでしょう。
ある程度ないと命中率の確保が難しいですから(;´∀`)
リコイルスプリングガイドがある場所は六角ネジになっていて、スライドを止めている感じです。
スライドには大きくLCPの文字がありますね。
フレームにはシリアル番号らしきものがありますが、それ以外はありません。
実銃ではフレームのサムレストっぽい窪みの部分にLUGERの文字がありますが、ここは流石に版権の関係でオミットしたのでしょう。
実銃ではマニュアルスライドストップレバー(最終弾撃ってもスライドストップは機能しない)の部分はマニュアルセフティーになっています。
セフティーを上にあげればセフティーONですね。
セフティーは硬めで出っ張りも少ないので素早い操作は無理そうです。
右側の側面のスライドには(CAL.380AUTO)の刻印がされています。
実銃ではここも排莢ポート部分に刻印されているはずですが、版権のせいですね。
グリップには滑り止めのチェッカリングとルガー風のTMマークがあります。
先ほども書きましたが、グリップ部の上部には本当は(RUGER)の刻印が大きく彫り込まれているはずなんですが、流石に(MARUI)なんて目立つ場所に大きく彫り込む訳にもいかなかったのでしょう。
安いハンドガンにありがちなマガジンキャッチのオミットはなくちゃんと機能します!
小さいながら可動させれる場所はちゃんと作ってあるのが凄いですね!
マガジンは他モデルと互換性がある・・・というか全く同じデザイン。
マガジンバンパーの違いで刺さる・刺さらないがあるくらいの違いですね。
基本10発のシングルスタックタイプのマガジンですね。
こんなとこにもルガー風のTMマークがありました。
実銃でもここにマークがあるのでしょうか?
それこそこんなところはオミットしてしまってもわからないというのに・・・
サイトはスライド一体型のフロントサイトとリアサイトが申し訳ない程度で装備されている。
コンシールドキャリーピストルなので射程はせいぜい10m程度だが、目安としてのサイトとしては十分ですね。
全くないよりはやはり目安として小さいものでもあったほうが良いですね♪
サイティングするとこんな感じ
見やすさは言うまでもないですが、小さいからこそ覗く楽しさがありますね♪
正直言って見やすいサイトを覗くよりも楽しいですwww
握ってみるとコンパクトピストルの宿命である指あまりが起きますwww
手は小さい方ですが、それでも普通に握ると小指が余ります。
握りやすさは小さいので安定して構えることができません!
あくまでも隠し持つことを重要視しているデザインなので使いやすさは求めてはいけませんね(#^.^#)
つまり扱いにくくてとても楽しいということです!
重量は約262gとほとんど実銃と同じ重さですね!素晴らしい!!
BB弾をフル装填+ガスフルチャージをすれば265g程度でしょうから実銃との差は5ℊ程度でしょう。
マガジンは126gなので半分程度はマガジンの重さのようですね。
サバゲーで使うとなると装弾数は10発しかないので複数マガジンが必要になるでしょう。
通常のグロックのマガジンが25発程度で280g程度なので装弾数に対して軽いという訳ではないようですね。
マルイ製 LCP 命中精度
ということで10発中6発命中です。
(BB弾はS2S製の0.2gバイオBB弾を使用・射撃距離は約10m程度)
意外に当たりますねwww
同じコンパクトキャリーシリーズのボディーガード.380も同じくらいの命中精度だったと思うので、このコンパクトさで10mの距離をこれだけ当てきるのだからマルイさんには脱帽です!
燃費もいいので性能に関しては十分!よく頑張っていると言いたいですね。
ただ・・・やはり辺りハズレはあるようで・・・
これと同時期に測定したCURVEは今まで見たガスガンの中でもトップクラスの精度の悪さでしたwww
マルイ製 LCP 評価
レア度 | 50点 | |
---|---|---|
クオリティー | 70点 | |
性能 | 60点 | |
価格 | 40点 |
ということで固定スライドガスガンのマルイ製LCPの紹介でした。
出来に関しては申し分ないのではないでしょうか?
ガワに関しても実銃をよく分析したデザインですし、このコンパクトで薄いフレームによくメカを詰め込めたなといった印象が強い!
それでいてちゃんと発射機能と性能が両立しているのは流石マルイの一言ですね!
残念な点は頑張っていますが、固定スライドガスガンでしかもコンパクトピストルなので大きさとギミックに対しては価格は高めだなぁ~というのが本音ですね。
どうしても高くならざるおえないのかもしれませんが、MK23ソーコムがフルセットで定価1万6000円で買えることを考えるとコスパは悪いと感じてしまいますね。
後はギミックです。
ガスブローバックではないですし、中のメカが他のモデルと共通なのでギミック自体は少ないのは仕方がないのですが、
頑張ってスライドぐらいは引けるようにして欲しかったところですね。
性能に対して価格が高いのはネックですが、
コンパクトな隠し持つことに特化した銃はロマンを感じるモデルも多いのでそういったコンセプトが好きな人に刺さる1丁
・・・というかシリーズですね♪
実際に他のエアガンとは違ったデリンジャー的な魅力を持った一丁だと思います!