今回はタイトル通りマルイ製のガバメントを使ってフルオート可能なマシンピストルにカスタムしていこうと思います!
マシンピストルってロマンありますよね!
M93RやG18Cなんかかなり有名ですが、個人的に有名なシングルカラムガバメントのマシンピストルが欲しいと思ったので作ってみます!
コンセプトは(タクティカルでモダナイズドされたフルオートガバメント)です。
すでにマルイからはハイキャパシティーガバメントであるハイキャパエクストリームがありますが、そちらのシアーを加工してフルオート仕様に変更していきましょう!
今回使用するガバメントはMEUピストルやナイトウォーリアのジャンクパーツを寄せ集めたものを使うので、
すでに前に加工してあるパーツもあるので新品と同じ仕様ではないのでご了承m(__)m
とりあえず作動するものの、このままでは普通のセミオートピストルなので内部のシアーパーツ一式の交換&加工とブリーチの加工・交換がフルオート化のマスト作業になります。
コンテンツ
シアー・ディスコネクター加工
最初の作業は何といってもフルオート機構を組み込むことですね!
ガバメントをフルオートにするにはまずはフルオート専用のシアーを用意しなくてはいけないのですが、
残念ながら完全に加工無しのフルオート専用シアーはガバメントでは販売されていません!
なので基本設計が共通しているハイキャパエクストリームのフルオートシアーを加工して使用します!
ということでマルイさんから取り寄せたはハイキャパエクストリーム用のフルオートシアーとディスコネクターです!
ハイキャパ用なのでガバメントに組み込むには加工が必須なのでこれから加工していきます!
シアーの加工からですね(^O^)/
赤丸部分はガバメントでは穴が開いて貫通しています。
固定している軸に入るように穴を開けなければいけません!
因みにリューターで穴を開けることが可能でした。
最初は4㎜の穴で貫通させましたが、軸の大きさがわずかに大きかったためさらに4.5㎜のエンドミルでさらに穴を広げた結果軸に入るようになりました(*'ω'*)
穴あけ加工後はこんな感じで4.5㎜の穴が開いています。
これでフルオート専用シアーの加工は終了ですね。次はディスコネクターの加工です。
ディスコネクターを比較してみると形状が違いますが、一部のみ加工するだけで機能します。
1911の物の②と同じ部分の⑤と書いてある部分を削り飛ばします。
こんな感じで1911と同じ高さまで削ってフレームに入るようにしてディスコネクターの加工も終了です。
これでフレーム側のフルオート化は完了ですが、スライド側も手を入れなければフルオートにはなりません!
ハンマー交換・シャシー加工
フルオートシアーを組み込むついでにハンマーもエクストリームのエッグホールシルバーハンマーに変更します。
こっちもハイキャパ用ですが、完全にガバ系と構造が同じなのでポン付け可能です!
ということでシアーも問題なく作動することを確認して組み込み完了!
フルオート射撃すること前提なのでできるだけ作動の抵抗を減らしたいところなのでレールを少し削って、磨くことで抵抗を減らします。
シャシーリア部分は特に抵抗があったので棒ヤスリを使って念入りに削って抵抗を減らしています。
スライドを組わせてみて結構抵抗があったのが、一気に消えたのでここが干渉していたようですね(*'ω'*)
セミオートならそこまで問題ないかもしれませんが、1911系はシングルカラムマガジンなのでガス容量が少なく冷えやすいので、
作動が不安定になりやすいのでできるだけスムーズに作動させるためには要加工かもしれませんね(;´∀`)
ブリーチ交換
フルオート化する最後の砦はブローバックエンジンであるブリーチの加工です!
MEUのブリーチではなく、フルオート専用のエクストリーム用ブリーチを使用します。
専用のシアー・ディスコネクター・ブリーチの3つを組み合わせてようやくフルート化が可能になる訳です!
ブリーチを比較してみると溝の長さや位置が違うことが分かりますね。
この溝が大切でMEU用のブリーチではフルオート射撃はもちろん、ハンマーすら落ちなくなります。(故障ではないです)
溝の位置が違うのでディスコネクターに干渉せずに、ハンマーが落ちなくなるのです。
なのでまともに作動させたいのならブリーチの加工が必須です。
(追記:画像のMEUの文字がMEうになっているのは気にしないでwww)
ブリーチ裏面(スライド上部側)も少し形が違います。
問題になる箇所はリアサイトを取り付けるためにえぐられたリア側の楕円形の穴です。
ココもサイトを取り付けられなくなるので要加工です!
このフルオートの加工で一番めんどくさいのがこのブリーチだったのではないでしょうか?
サイト上部は形状的に切り抜きにくいのでリューターでたくさん穴を開けてから、棒ヤスリで形を整えました。
ブリーチ裏面(スライド上部側)
マッキーでマーキングした部分がくり抜く部分ですね。
亜鉛製なので軟鉄といっても苦労します。
地道に削っていかなくてはいけませんでした(;´д`)
こんな感じにえぐって完成です。
あんまりスマートなやり方ではないですねwww
めっちゃ傷まみれですし(;´∀`)
とはいえこれでスライドに組み込んでもサイトに干渉しないのでサイトも組み込めるようになりました。
ついでに作動時の抵抗を下げるためにブリーチ後端部の出っ張りも削り取っておきます。
この後端の突起は確実にブローバック時にハンマーをコックするための突起のようですが、別に突起が無くてもハンマーがコックされるので削り取って抵抗を減らします。
抵抗があるとよくここにハンマーが挟まってスライドが途中で止まるんですよね(;´∀`)
箱出しの純製でもたまに動きが渋い個体ではここにハンマーが挟まって止まる個体がありました。
コンペンセイター加工
単なるドレスアップですが、コンペンセイターも取り付けます!
使ったのは5KUのアルミ製の3ポートコンペンセイターです。
アルミで軽量なので、作動の支障になるほどではないです。
しかし少しは動きが鈍くなるのは間違いないので作動重視なら付けないほうが良いですが、エアガンなんてロマンがほとんどなんでカッコよければ問題なしです(;^ω^)b
クッキングのお時間です!
ちょうど頼んでいた新しいオーブンが届いたので、スライドとおなじインディのブラックパーカーで塗装したコンペンセイターを150℃で60分焼いていきます💛
おいしいコンペンセイターを焼き上げましょう🍖
アレ?何かツヤ出てない?(;^ω^)
なんか1時間焼いたらツヤが出てしまいましたねwww
元からインディは耐熱塗料でもないただのラッカースプレーなので熱すぎて塗膜が溶けたのでしょうか?
色合いを比べるとこんな感じ
全く違いますねwww
とはいえ簡易的な焼き付けを行ったので塗膜の硬度は上がっているはずなのでこの上からまたブラックパーカーを塗ってつやを消せば問題はなさそうです。
再塗装後です。
まぁ下地の色がグロスブラックになっちゃったんで若干色がスライドと違いますが、
気にならないほどなのでこれで終了です。
5KUのコンペンセイターはそのままポン付けできるところが良いですよね。
画像ではわかりませんがやはり組み込んでみるとコンペンセイターの方が若干色が濃い感じです。
まぁいいでしょう(´-ω-`)
バレル延長加工
上でコンペンセイターを組み込んだ後、バレルを入れて仮組したのですが、ホールドオープン時が絶望的なぐらいカッコ悪かったのでバレルを延長加工します!
写真撮るのを忘れてたので画像がないのですが、コンペンセイターを付けたことでホールドオープン時にバレルがわずかにしか露出しなくなってしまったので、どうにもずんぐりした印象になっちゃいましたwww
多分このコンペンセイター付けたことある人ならわかるでしょうね。
個人的に嫌なのでバレルを延長していきます!
本当は社外品があればそのまま交換できるのですが、意外にガバメント系のロングバレルって売っていないのですね(;´∀`)
ガバメントはカスタムしやすい銃の王道なので撃っていると思っていましたが、ないので自作します。
使うのはマルイ純正のナイトウォーリアのアウターバレル×2本
コンペンセイターからはみ出ない程度に長くするため、長さを測って二本のバレルをぶった切って繋げます!
カットには綺麗にカットするためにパイプカッターを使用します!
場所によってはチャンバーカバーにパイプカッターがぶつかってうまく固定できず、綺麗に切れないのでそんなときはマスキングテープを何重にもバレルに巻いて高さを調整して切ればうまく切れますよ(^_-)
それぞれのバレル先端から7.5cm・バレル先端から4.5㎝の部分をカットしボンドで繋げます。
なぜこの位置でカットするか?というとつなぎ目がホールドオープン時にスライドの中に隠れるようにするためです!
別につなぎ目なんて気にしないという人はお好きな場所でカットすればいいかと思います。
ボンドで固定するので正直耐久性大丈夫かな?と思いましたが、普通の作動程度では取れなさそうなので問題ありません。(半分にもぎ取ろうとすれば取れると思いますが・・・)
一応ボンドはアロンアルファーの耐衝撃用ボンドで固定しました。
比べるとこんな感じで結構長くなりますね。
普通のガバメントに付けてみても面白そうです(;´∀`)
今度やってみよ。
とはいえ見た目だけでドレスアップ効果しかありません・・・
まぁエアガンとかプラモデルとかはそんなもんでしょ!(二回目)
ちょっと失敗したようで断面が曲がっていたようです(´-ω-`)
力ずくでパイプカッターで切るとこうなります。断面が歪んでしまうんですよね~
なので修復として、歪んでしまった断面の隙間にボンドを流し込んで固まったらボンドをヤスリで削り取って隙間を埋めました。
画像ではつなぎ目に黒い輪ができているのが分かりますね。
コレは歪んだ断面を直すためにバレルをまっすぐにつなげた後で開いた隙間をボンドで固めた跡ですwww
延長したのでコンペンセイターぎりぎりまでバレルが来ていますね。
こっちのほうが整ている感があっていいのですが・・・
コンペンセイターの意味がwww
排ガスポートがバレルでふさがっているのでコンペの意味がなくなっちゃいました。(エアガンなので元から意味がない)
まぁバレルに穴を開ければいいのですが、綺麗にカットできる自信がないので辞めときます。
コンペンセイターはこれで無事スタビライザーにしかならなくなりました。
これでバレル延長は終了!
リコイルスプリングガイド採用
ついでにライラクスのリコイルスプリングガイドが余っていたので取り付けます。
こっちもバレル同様にコンペンセイターまで長さが足りないので延長したいところなんですが、
金属を加工できるほどの設備がないので卓上ボール盤でも買ったらカスタムしようと思います。
それまでこれをポン付けしておきます。完全におまけですwww
ロングマガジン装着
これも要交換です!
なんたってフルオートなんですから、
ロングマガジンでなければすぐ撃ち尽くしてしまいます!
作動の安定面においても1911はガス容量が少なく、冷えやすいので作動面でも安定を図れます。
見た目もフルオートっぽくできるので一石二鳥なカスタムですね!
ただマガジンを変えるだけなので加工は不要です!
グリップ交換
完全に好みの問題なのですが、ナイトウォーリアのキンバータイプグリップなどは好みではないかったので交換!
なんかフルオートな拳銃に合うグリップないかなぁ~と思っていたんですが、なかなか難しいですね(;´∀`)
シンプルな物が好きなので選んだのがホーグのラバーチェッカーグリップです。
実銃用のホーグ社のグリップなのですが、不安に思ったのがお値段で約3000円と実グリップの中ではかなり安いので心配でしたが、かなり良いグリップでした(^O^)/
ラバーで滑りにくく、チェッカーも痛くない!
ポン付けも可能で、たわみ防止で裏面に強化樹脂で強度が上がっていて、しかも安い!
今までで一番コスパがいいグリップだと思いますよ!
ガバメントのグリップでよくあることなんですが、太さがメーカーによってバラバラなんですよね(´-ω-`)
握ったときにマルイ純正と比べて片面のグリップの太さが0.1~0.2㎜程度太いだけでかなりグリップ感が違ってきますから。
でもこのグリップは細くて握りやすいです!
グリップを装着してみるとこんな感じ
勿論ポン付け可能で、マットブラックなフレームに浮いた感じもなくマッチしています。
片面0.2㎜も太いと本当に握りずらくなりますから、裏面を削る必要があるんですよ(;´∀`)
それに比べるとこのホーグのチェッカーグリップは逆に0.1㎜程度細いのでかなり握りやすい!
黒のグリップが欲しいのからかなりオススメできるグリップですね!
あとワンアクセントとしてグリップのネジもステンレスに交換することにしました。
使ったのはAnvil製のステンレスグリップスクリュー(マイナスネジ型)です。
トリガー交換
画像では本体をあらかた組んでしまったのですが、3ホールトリガーをマコーミックタイプに変更します。
使用したのはNOVA製のステンレス製マコーミックタイプトリガー
(Anvilは購入時なかったのでNOVAにしましたが、どちらも同じ感じです。OEMなのかな?)
変更理由はドレスアップです!それ以外ありません!
簡単に言うと3ホールトリガーに飽きたのでたまには別な形のトリガーを使いたいと思ったのでマコーミックタイプを採用しました。
こんな感じにトリガーバーにポン付け可能でした。
トリガー内部にネジを仕組んで、トリガーストロークを設定できるようになっていましたが、緩んでハンマーが落ちなくなるとめんどくさいので取り付けません!
トリガーストップスクリューは引き切りがよくなるみたいな感じみたいですが、今まで面倒なことが起こったパーツなので・・・
それに、ハンマーが落ちた後のトリガーの遊び自体もとからほとんどないのでただ付けると誤動作起こしやすいので注意です。
1911用 マグウェル加工
余っていたARMY FORCE製のマガジンウェルを取り付けるために塗装を剥離剤で剥がしています。
取り付ける予定のⅯ45用のフロントサイトも一緒に剥離中です💛
ハウジング部分にスプリング一式が入っているので、
取り出してから剥離しないと樹脂パーツが溶けてしまうので要注意
(´-ω-`)⇦忘れて溶かしてしまった人
剥離後は今感じでピカピカですね。
この後全体的に真鍮ブラシで磨いて全体を整えた後にブルーイングする予定だったのですが、急遽試してみたかったCERAKOTE(セラコート)が手に入ったのでコーティング塗装していきます。
金属操作系パーツ セラコート施工
ということで急遽やることになったセラコートです。
ちょうどこのカスタムしているときにミルスペック塗料と名高いCERAKOTEが届いたのでパーツをセラコート施工してみました。
一応セラコートとは何ぞや?というと米軍が使用している耐久性がかなり高いコーティング塗料です。
セラコートについては他の記事で!
ということでセラコートを施工したパーツです。
なのでガバメントなんかのグリップセフティーみたいな手に触れて、錆びたり、黒錆が取れたりするので亜鉛系パーツの腐食防止としても相性がいいですね(≧◇≦)
Ⅿ45用フロントサイトもしっかりとマットブラックになっています。
ザラっとした質感がリアルですね。因みに使った色はアーマーブラック(マットブラック)です。
MEUについているNOVAK’Sタイプのサイトを使用し、窪みを付けてからセラコートをしました。
これで3ドット化したのでかなり見やすくなりましたね。
サムセフティーなどもサビやすいパーツなのでセラコートの効果が期待できるところですね。
コーティング被膜が薄いので溝も埋まることなくしっかり残ります。
一番色落ち&錆びやすいグリップセフティーです。ガバメントの中では一番効果を感じやすい部分ですね~
ブルーイングなんかでは簡単に酸化被膜が擦れて取れるので、全く剥げないセラコートの効果は抜群の様です!
マグウェルにいたってはマガジンを入れていると速攻で傷ついてしまうのにも関わらず全くダメージがありません!
試しに塗装してみましたが、ここまでとは・・・
(すでに画像を取った段階では50回は雑にリロードしています)
セラコートにすると全く色落ちしませんし、耐腐食性も上がるので耐久性がかなり上がりましたね。
質感もマットブラックで表面がザラザラしているので安っぽさもありません!
これで亜鉛系パーツは腐食することがないでしょう。良いですねセラコート!
高いですがねっ!(;´∀`)
マシンピストルガバメント 完成!
ということでカスタムがあらかた終了したので全体像のお披露目です!
フラッシュライトは雰囲気で取り付けていますwww。
1911のマシンピストルを現在改修された銃をイメージして作りましたが、なかなか中二感が漂っているカスタムですねwww
フルオートカスタムを考えていくとどうしても大型な銃になってしまって中二感が出てしまう。
全体的にブラックで固めてアクセントでシルバー系パーツを入れたのは正解だったかもしれませんね。黒一色では飽きるので(´-ω-`)
こればっかりは中二と呼ばれても譲れません!飽きる銃は作りたくないのでwww
射撃結果や細かいことは次の記事で紹介するので気になった方はどうぞ!