エアガンのカスタムは色々ありますが、中でも比較的簡単に大きなイメージチェンジができるのが塗装カスタムです。
丁寧に塗装して、バトルダメージ塗装やウェザリング塗装を施してまるで実銃のようなすごい塗装をする人もいます!
色を変えるだけで一気に印象を変えることができるのでカスタムしていても楽しいのですね♪
ですが塗料によって色合いも変わるし、塗装のしやすさや耐久性も変わってきます。
なので今回はエアガンの塗装にオススメの塗料についてです!
塗装のやり方や気温など色んな条件によって使いやすさは変わりますが、全般的にオススメできるかなぁ~と思った塗料を紹介したいと思います。
(ここで紹介するのは個人的な意見です。たくさん塗料があるので中にはここで紹介するのよりもいいスプレー缶もあるかもしれないので参考までにしてください。)
キャロムショット ケミカルカラーシリーズ
エアガンのカスタムパーツやコンプリートカスタムガンを販売しているキャロムショットが出しているケミカルカラーシリーズがオススメです!
ケミカルカラーの特徴は何といっても塗料が乾いて硬化した時の硬度の高さ!
エアガンの中でもガスガンの作動時でもはがれないようになっているので5h~6Hというしっかりとした塗膜強度を形成してくれます。
サーフェーサーやペーパー掛け、脱脂をしっかりやると樹脂パーツならきれいに簡単に塗装ができるスプレー缶です。
金属パーツはただ塗装するだけでは正直下地に食いつかないのでメタルプライマーを塗装した後にケミカルカラーを塗装して5分ぐらいコンロなどであぶってやれば金属でも結構食いつきます。
元々エアガン用に作られたスプレー缶なので言うまでもなくエアガンに適していますね。
デメリットととしては少し色合いがおもちゃっぽく感じることがあります。
ブラックスチールやガンブルーはまだいいのですが、シルバー系の色合いがやはり塗装という感じです。
塗装に金属感を求めるのはどうかと感じますが、タミヤやクレオスの有名メーカーのシルバー色の塗料の方がきれいに感じるのでちょっとおもちゃっぽいかな~感じますね。
後は金額です。
容量が約300mlで銃を2~3丁程度塗装できる量で約3000円程度なのでなかなか高いですね。
エアガン用ではない塗料が同じくらいの量で1000円ちょっとなのを考えればなかなかお高いと思います。
とはエアガンに色を塗るなら誰でも簡単にある程度の強度を出しつつきれいに塗れるのでオススメできる缶スプレーです。
ジルコニアスプレーは人工ダイヤモンドを塗布して9H という高い高度で塗膜を保護するクリアスプレーです。
塗装を保護できるので塗装の剝がれを防止したいのならオススメできますが、メッキモデルにはダイヤコーティングは定着しないので軽くツメでこするとバリバリと剥げてしまうので注意が必要です。
インディー モデルガンズカラーシリーズ
エアガンの中でも質感を重視する人にはガンショップ・インディーのモデルガンズカラーシリーズもオススメです。
インディーの塗料はキャロムショットのスプレーよりも塗膜は少し弱いものの、質感は上だと感じます。
ある程度塗ると表面がザラっとブラストなザラザラな質感に仕上がってくれるので、補修だけでなくイメージチェンジなどのカスタムに使用するにもオススメすることができますね。
インディーのメリットは他にもあってキャロムショットにはなかったダークアースやコヨーテ・タン・オリーブドラブといったカーキー色やダークグリーン色などもラインナップされています。
約420mlで約2800円とちょいお高めですが、エアガン用の細かいカラー設定があるのでカスタムしたい人にはキャロムショットと並んでオススメできる塗料メーカーさんですね♪
AZ 黒染めスプレー つや消しブラック
機械のメンテナンス用のオイルなどを作っているメーカーAZ社から出ている黒染めスプレーもオススメです。
グラファイト系スプレーで薄く、塗膜強度もそこそこ高いのでそこそこの耐久度があります。
塗膜が薄くいのでムラが出にくく、塗りやすいので初心者でも簡単にきれいな塗膜を作ることができるので仕上がりもキレイに出来上がりやすいのもいいところですね♪
色合いもブラックではなく色が濃いグレーといった印象ですので、銃の色をブラックに統一しようとすると色が違い過ぎるのでイメージと違うものが出来上がってしまいます。
最初に使って黒と書いていたのにも関わらずグレーになってしまったので焦りました(;´∀`)
下で紹介するファインスプレーブラッセンと同タイプのスプレーですが、こちらの方が金属への食いつきが良いのもメリットで、塗装後に火であぶると軽く爪でこすった程度では取れないぐらいの塗膜が強くなります。
デメリットはグラファイト系なので薬用アルコールなので落ちてしまうのでメンテンナスには注意が必要なことですね。
ブラックというよりはダークグレー(かなり灰色に近い)に塗装したいという人にオススメできるスプレーです。
ブラックに塗装されたスライドとフレームの組み合わせにAZ黒染めスプレーでバレルをグレーに染めたりすると色合い的にも質感的にも映えるのでバレルや金属パーツに塗装して部分的にトーンを変えるのにオススメかと思います。
黒一色よりも一部パーツがグレーやガンメタに塗装されていると存在感と迫力が上がるのでオススメですよ♪
ファインスプレー ブラッセン
こちらもエアガン用という訳ではないですが、AZ黒染めスプレーと同じ金属などの黒染めに使われるグラファイト系スプレーであるファインスプレー ブラッセンもオススメです!
ブラッセンはグラファイト系とあって塗膜が薄く、普通の塗料のように塗膜が厚くなりにくいので刻印が潰れにくく、色合いもかなり暗めのダークグレー(黒に近いグレー)になっています。
真っ黒というよりは若干グレーが入ったセミグロスブラックといった感じですね。
塗料のブラックとは違いブラックに近いダークグレーなので質感がよく、つや消し(セミグロス)ということもあってリペアや再塗装でも使用しやすいです。
ブラックとは少し違う色合いですが、かなり黒に近いダークグレーなのでスライドかフレームのどちらかを塗装しても違和感が少ないのもいいところですね♪
容量も多くて安いのですが、こちらもエアガンのメンテナンスの時にアルコールを使うと塗膜が簡単に溶けてしまうので注意が必要です。
それに塗膜がグラファイト系とあって薄く、AZ黒染めスプレーよりも塗膜強度が弱いので金属やエッジ部分は剥げやすいのもデメリットですね。
使用するのなら密着力が比較的強いABS樹脂やHW樹脂に対して使うのが良いと思います。
基本的に脱脂や足付けができていれば、剥がれにくく、扱いやすいので黒に塗るんなら質感もいいのでオススメできるいいスプレーだと思います♪
厚く塗りすぎると爪を立てるとバリバリと剥げやすくなるので厚塗りには注意(10回以上の重ね塗り)
その他のスプレー缶は?
ここで触れなかったスプレー缶でもエアガンを塗装することもできますが、中には注意が必要な物もあります。
例えば車用のスプレーはシンナーが強すぎて素材のプラスチックが溶けてしまうのでオススメできません。
逆にタミヤカラーなどの模型用の塗料はというと問題なく使えますが、フレームやグリップに耐久性が高いラッカースプレーで塗装すると汗でラッカーが溶けてしまうので見た目重視ではオススメできません!
塗料の耐久性や耐薬性をあまり気にしすぎてもダメですが、あまり安い塗料やラッカースプレーを使用するのは考えたほうが良いかもしれません。
(ラッカーに関してはよく手に触れる部分以外は塗装しても溶けることはないので部分的に塗装してもいいかと思います。色も豊富ですしね(#^^#)
勿論分解や塗装は自己責任ですが、色合いや耐久性など自分に合った塗料で塗装カスタムを楽しみましょう!