水槽で魚やアクアリウムをしていると悩むであろうコケ問題!
コケは発生すると水槽の中が見えなくなってしまいますし、発生しすぎるとあまり魚にもいいことはありません。
でも放っておくとコケは簡単にドンドン増えていくのでコケ取りする頻度が多くなっちゃいます。
とはいえ多かれ少なかれコケは発生してしまうので、コケの発生させる速度を遅らせることが重要!
なのでコケを減らすには対策が必要になります。
※因みにここで紹介するのは対策は淡水魚の飼育メインでのお話です。水草を育てるアクアリウムだとまた話が変わってくると思うので参考までにm(__)m)
コンテンツ
あなたの水槽のコケはどんなコケ?
水槽についているコケの状態で水質を調べることができます。
コケの状態で魚にとっていい環境かどうか見分けることができて、水替えや掃除の目安にも役立つのでコケの種類を知るのも大切です!
緑コケ
水槽に一般的に発生する小さなポツポツとした小さなコケ
この緑コケが発生すると水質が安定している証で、魚に取っては住みやすい水質になっています。
あまり発生しすぎると水槽の側面が緑色になってしまって中が見えなくなるし、水の冨栄養化が進んでいるので水の交換が必要になります。
茶コケ
水質が冨栄養化が進むと発生してくるのが茶コケです。
茶コケは緑コケのようにポツポツと発生することはなく、カビのように大きくマダラに発生します。
この茶コケが発生していると水質のバランスが崩れて悪化してきている証なので水槽の掃除と水替えをしたほうがいいです。
房状コケ
髭コケなどともいわれる糸状のコケ類です。
比較的流れが速い場所で生えるコケで、日光が強く、水の富栄養化が進むと生えてきます。
水槽の中では水草やオブジェ・ろ過機の吸水口に生えることがあります。
藍藻
シアノバクテリアというバクテリアが大量発生すると発生するのが藍藻(らんそう)です。
バクテリアが大量発生する原因はこれまた水の冨栄養化で、流れが悪い場所やバクテリアに必要な光合成のための光当たる場所に発生しやすいです。
上部式フィルターのバイオリングなどを置くろ過槽で発生したことがありました( 一一)
緑コケは水質が安定して魚が住みやすい状態なので良い証でもあります。
(あまり発生しすぎると水槽の中が見えなくなりますが(*´Д`)
なので緑コケは基本的に問題なし!多くなってきたら取り除く感じで良いですが、
他の茶コケなどのコケは水質が悪化してきている証拠なので水替えや掃除が必要になります。
よく水槽の水底に食べカスや糞が溜まっていくと下の方で集中的に茶コケが生えるので部分的に見て掃除する必要があります。
水槽の側面には緑コケしか生えているから大丈夫という訳ではないですね。部分部分で調べてみてく必要があります。
水を交換する
水の交換は水質の管理で大切ですよね。
水の交換によって水質だけでなくて、水質を悪化させている原因である栄養分が水の交換によって取り除かれることによってその栄養を使って大量発生している藻類の発生を抑制することができます!
エサを与え続けていくと食べ残しや糞から栄養分が水中に溶け出します。
そうすると植物の成長に必要な栄養素である窒素・リン酸・カリウムなどが多くなるとそれをエサにコケが繁殖していきます。
なので水中にある栄養分を取り除くことでコケの発生を遅らせることができます。
エサの食べ残しを減らす
コケの栄養分はどこから来るのか?というとエサから来ます。
エサをあげないとコケは発生しませんが、魚を水槽で飼っている以上エサをあげないわけにはいきませんよね。
でも爆発的にコケが発生しやすいのだったらエサをあげすぎの可能性があります。
エサの食べ残しが多いといくらバクテリアなどで分解されても栄養素は水槽の中にとどまり続けるので魚にとっても有害ですし、コケの栄養分は多くなる一方です。
なので水を変えるのも重要ですが、食べ残しを減らしてそもそも水槽にたまる栄養素を減らしていくのもいい方法です。
砂利などのろ過材をきれいにする
水槽の底にはろ過機ではろ過しきれない糞や食べかすが残っています。
そうすると水槽の底に栄養素が溜まりやすく、水質の悪化にもつながります。
なので水槽そこのろ過砂利をきれいにすることで水質の悪化を防いで、栄養素の元である食べかすや糞を除去できるので コケの発生を防ぐことができます。
なので水槽内の魚などを非難させた後で水槽の中をかき混ぜて、浮いてきたゴミを網ですくい取ってあげればいいです。
ちょっと手間はかかりますが、水の入れ替えの時と一緒にやってあげれば一気にきれいにすることができます。
光の当たらないところに置く
そもそもプランクトンに必要な光がなければコケ類はほとんど発生することはないですね。
なのであまり光が当たらなければコケ類は発生しません。
ですがこの方法では水槽内にある栄養素はそのままなので水質はもちろん悪化しますし、
照明を長時間付けておくこともできないので、そうすると水草は育てることができません。
コケ類は発生しませんが水替えは必要なのでとりあえず水草は育てず、コケを発生させたくないというのであれば有効な方法です。
室内の日光が当たりずらい場所に水槽を置いておくだけでかなりコケの発生を防ぐことができきますね。
コケを食べる生き物を水槽に入れる
コケを食べてくれる生き物を入れることで発生したコケを除去してくれます。
自然界には魚だけではなく、いろんな生き物の力によってバランスが保たれています。その自然のサイクルを水槽内にちょっとだけ再現する方法ですね。
植物性プランクトンを食べる貝類やエビ類もいますがここでオススメするのは他の方もオススメしているタニシの飼育です!
タニシは日本から昔から生息している巻貝で、田舎の方の田んぼには結構います。
今でこそ個体数が減少していますが、元々生命力と繁殖力が強いので飼いやすく、魚や他の生き物を傷つけないことから魚と一緒に飼うことができます。
タニシの主食はコケ類や藻類・水中の植物性プランクトンですが、優秀なことにこいつらは時に金魚の餌の残りかすや糞すら食べるので水質を維持してくれるのです。
なので基本的にタニシ用の餌を与える必要はないのでほったらかしでOKです。
タニシにも種類がありますが、似ているジャンボタニシはスネール(カタツムリ)と呼ばれる別の生き物なのでご注意を!
最終的に一番いいのは定期的なメンテナンス!
今回は水槽のコケ対策について紹介いましたが、う~んやっぱり根本的な対策は定期的なメンテナンスが一番いいですね。
(冒頭でも言いましたが、水草を植えるアクアリウムだとまた対策の話が違ってくるでしょう。
アクアリウムだったらもっとpH調整とかミネラル補給とか同じ水替えでも気を遣う必要があります。)
エサをあげている以上は絶対に水替えとか必要になりますし、変にメンテナンスをケチろうとしないほうがいいです。
日光に当たらないところに置けばコケは発生しませんが、置く場所がない人もいるでしょう。
ホームセンターで買うことができるコケ防止剤もありますが、増えなくはなりますが使ったからといってコケがなくなる訳はないですから。水槽についたコケはやはり定期的にとる必要があります。
そうなるとやはりタニシなどが活躍してくるので
- 日光が当たらない場所で飼っている=水質の管理のみでコケの心配なし!!
- 日光や光が当たる場所で飼っている=定期的に水替えや掃除をしつつ、タニシ投入!!
が一番効果があると思います。
※タニシよりもコケ取り能力のあるアマガイを入れるという選択肢もあります。でも寒さに弱いので世話をする手間が増えます。
更にそれにコケの発生が激しいようだったらエサの量の見直しやコケ防止剤を投入するなどの対策をすればいいかと思います。
基本的に水槽は自然に近いビオトープでもない限りメンテナンスフリーは不可能に近いのでコケが嫌なら光が当たらない場所に変えるか、対策や掃除するしかありませんね。