今回はV10以来から欲しかったマルイ製のデトニクス45のステンレスモデルのレビューです。
以前にデトニクスのブラックモデルを持っていたのですが、ブラックモデルだったので売り払い
マルイのV10ウルトラコンパクトを買った時に今度はシルバーのデトニクスが欲しくなっちゃったんですよねぇ~
なんかちっちゃい銃はブラックよりもシルバーの方が映えると感じちゃうので今回もV10同様のシルバーなのです!
そこで出てくるのがデトニクス45の廃版(エンヴァイロメント・ハードクローム)というモデル
ハードクロームモデルはマニアの方々が「すばらしい!」「いい仕上げだ!」「舐めまわしたい!」との変態的な声を聴いていたので僕もぜひお目にかかりたいともって探しましたが・・・
やっぱりプレミア価格でしかも状態がいい個体が少ない(スライドが割れているものが多い)ので残念ながら入手できなくて、新品でマルイさんが作り直したステンレスモデルを購入しました。
コンテンツ
マルイ製デトニクス.45(ステンレスモデル)のスペック
東京マルイ デトニクス.45コンバットマスター(ステンレスモデル)スペック
全長 178mm
重量 634g
弾丸 6㎜BB弾
作動方式 ガスブローバック式セミオート
装弾数 18+1発
価格 14800円(税別)
デトニクス.45はアメリカの銃器メーカーの「デトニクス」社が製造していたⅯ1911(コルトガバメント)をベースとして作られたコンシールドキャリーピストルです。
銃身やグリップ部分を切り詰めたうえで、デトニクス社が本家のⅯ1911と互換性がある形のオリジナルパーツを取り付けた
隠し持つという性質上(服にひっかかるハンマー)や(出っ張りのあるグリップセフティー)などが小さく切り詰められているパーツを装着
オリジナルのコルトガバメントではあったバレルブッシングをなくし、コーンバレルに換装、小さくしたためのスライドの動きを確保するための2重スプリング(デュアルスプリング)とスライド後端を削り取った形状などが特徴です。
ガバメントと同じ.45ACP弾を使用するのでこの手のコンパクトハンドガンでは.32ACPや9㎜パラベラム弾が多いのですが、コンパクトモデルの中では大きい.45ACP弾を使用して反動が大きく、しかも小さい。
銃身も短いため命中精度が低くて他のコンパクトオートに比べて扱いづらいというのが欠点です。
アメリカの刑事ドラマ(特捜刑事マイアミ・バイス)などで有名で、今でもマニアが存在する有名なモデルになっています。
ですが、この銃の製造者である(デトニクス社)は何度も倒産と設立を繰り返していて、最近では2007年倒産しました。
東京マルイはその中でもステンレスモデルのMKⅤ(MK5)モデルをモデルアップした模様です。
付属品は本体+マガジン以外にいつものBB弾やフォロアーストッパー・保護キャップ・説明書などです。
説明書にはデトニクスについての簡単な解説やマルイがモデルアップの際に拘った部分などが描かれていますね。
マルイ製デトニクス45(ステンレスモデル)外観
ということでデトニクスの外観です。
デトニクスのステンレスシルバーは塗装でメッキではないのでやっぱりハードクロームの廃版には負けますが、それでも綺麗マットステンレスシルバーです。
でも逆にクロームの完成度を知ってしまっている人からすればチープに見えるのかも・・・
明るい白っぽいシルバーで膨張色効果なのか?コンパクトなんですが、ブラックよりも大きく見えてコンパクトモデルでも迫力があります。
左側側面には「DETONICS .45」の刻印のみでかなりシンプル 実銃ではこの刻印の下に(Mk〇)のような刻印が入っているのを見たのですが、モデル名までは刻まれていませんね。
右側フレーム部分にはMADE IN JAPANとMARUIの文字がありますね。右側にはこれ以外の刻印があるのでちょっとメイドインジャパンは目立つかな~といった印象。
実銃の画像でもスライド右側には何も刻印されていないモデルがあるので刻印は元々シンプルのようですね。
トリガーはショートタイプですが、デトニクスはグリップ太くてハイグリップしにくいので、ショートトリガーの方がいい感じ。
あと実銃でもそうなのか?トリガーガード側面付近にはシボ加工がされています。最初塗装失敗した初期不良かな?と思たんですが、ブラックモデルでもこのシボ加工があったのでこういう仕様のようですね。
シボ加工してあっても滑り止めの効果はありません!雰囲気です。⇦これ大事!
デトニクスの特徴の一つですね。このスライド後端の削り込みでスライドの軽量化などの恩恵があるようです。
削り込んでいるのでリアサイトは前方に移動していて、普通のガバメントを見慣れていたら少し違和感がありますね。ただこの削り込みのおかげでハンマーを指でコックしやすくなっています。
グリップセフティーとサムセフティーは切り落とされて小型の物が装備されています。
サムセフティーは大きさ的に普通のガバメントの物と同じなのでその気になればアンビにできそうです。でもグリップセフティーは完全にオミット!
「プロ仕様だなっ!」じゃなくて・・・小さすぎて構えが甘かった時にセフティー解除できない可能性があるのでオミットされているのでしょうね。
ここは完全にデトニクス専用になっているでしょう。普通のガバメントにこのグリップセフティーを取り付けてもサイズが違いすぎます。
ただグリップセフティーの下のハンマースプリングハウジングは普通のガバメントと同じ大きさの様です。
Ⅿ1911A1やMEUピストルではここは亜鉛パーツだったのですが、デトニクスではASB樹脂にラバー塗装が施されたものになっていますね。握ったときの質感はデトニクスの方がいいですね。
サイトを覗くと・・・リアサイトが遠い!ピンボケするwww
AR系のサイト覗いた後にAK系のサイト覗いたような感じですかね。
サイトが前方移植されているのでのサイトの視認性は少し悪いです。フロントサイトもシルバーで、白いものを狙うと色が似ているのでサイトが分からなくなることもあります。
まぁ元がちゃんと狙って撃つって感じの銃ではないし、実銃でもこうなので仕方がないし、気になるのなら黒に塗装すればいいだけの話
ホールドオープッン!
排莢ポートがバ~ンとあいて迫力あります!小さながらもやっぱり45口径ですね。
コッキングした感じは全くといって抵抗はなくスムースそのもの。流石はマルイさん
しかもスライドを引き戻した時にはマルイのガバ系では一番じゃないかな?ってレベルの気持ちいい金属音が(カチャンッ!)となります。
普通のガバは(カシャカシャッ!)って感じでプラ感とまではいかなくても金属感のある音ではなかったですが、デトニクスの音は素晴らしいですね。音フェチになりそう(笑)
バレル周りはご覧の通りガバ系におなじみのバレルブッシングがありません!
普通のガバメントはバレルがブッシングによって保持されていますが、デトニクスはコーンシェイプ形状なのでバレル自体がブッシングの役割を果たして命中精度を保持するって感じですね。
スライド引いたらしたにリコイルスプリングガイドも装備されていることが分かりますね。
M1911Aではスプリングガイドはないので近代的なガバメントのパーツがいろいろ取り付けられていることが分かります。
握ってみると噂通りで小指が余りそうです(笑)⇦コレがいいんだよ!!
僕は手が小さいのでまだ握りきれるのですが、グローブしてたり、手が大きい人はまず握りきれないと断言!
後はやっぱりグリップ部分がガバ系でちょいと太くてハイグリップしにくいので精密射撃はキツイ・・・
でもやっぱり小さいので取り回しがよくてキビキビ狙えて楽しいですね。
デトニクスの重さは何と639gでした。コンパクトモデルの割には結構重いと感じる重さ。
重くはないですが、決して軽いという訳ではないといった感じです。
デトニクスのマガジンは短いだけあって多少重量が軽いが、それでもメッキと亜鉛の塊なので154ℊです。
あとガバ系のシングルカラムマガジンでさらに小さい+クロームメッキが施されているのでガス容量は少ない=特に冷えに弱いです。
それにデトニクス撃った感じ結構快調に動いてくれた反面やっぱりガス容量は少ないと感じますね。
サバゲーでコンシールドキャリー戦でもしない限りこの銃をバリバリのメインで使う人はいないかもしれないけれど、もしバシバシ使いたいのだったらノーマルサイズのガバメントマガジンは必須になってくる感じです。
デトニクス簡易分解
簡易分解してみました。まぁ言うまでもなくガバメントと同じ分解方法で、スライドを軽く引いてノッチ部分にスライドストップの突起を合わせて抜くだけです。
ホップアップダイヤルにも簡単にアクセスできます。ここも全くガバメント系では同じですね。スライドもフレームも基本的にはM1911A1やMEUと互換性があってそれぞれ組み替えることも勿論可能!
グリップ部分をMEUにしてスライドをデトニクスにして使っている人もいるでしょうね。
流石はマルイ!ちゃんとデトニクスにもスライドストップによる削れ防止のパーツが入っています。
サバゲーでもガンガン使っていけるようなヘビーユーズにも対応していますね。これで問題なくスライドストップが掛けられる。
デトニクス45とV10 ウルトラコンパクトを比較
ということで同じガバメント系コンパクトモデルのV10ウルトラコンパクトと比較
画像からでは判別しにくいですが、シルバー塗装はデトニクスの方が明かるめなシルバーです。
コンパクトさはやっぱりデトニクスのほうが上ですが、さっきの解説でもあったようにちょっと指が余るのがデメリット
対してV10はしっかりと握りきれる!
V10は純正のホーグタイプのグリップが効いているのかもしれないですね。(グリップ部分も少し長いし)
作動に関しては一歩V10の方がリコイルや作動性の切れがいい感じです。(撃ち比べてみると僅かにV10の方がリコイルが強い)
デトニクスは作動性はわずかに劣ると感じるものの、ブローバックした時の金属音はV10にはない気持ちいい音がありますね。V10の方は動きは良いもののなんかプラスチック感のあるブローバック音がします(笑)
デトニクスはコッキングした時の金属音がよかったように作動した時の音も金属音がして撃ったとき気持ちがいい!
なのでなぜか?V10の方が動きがいいのにデトニクスを撃つと作動音のせいでデトニクスのほうがシャッキリ動いてる感があってデトニクスの方がしっかりしていると錯覚してしまいます(笑)
一応書いときますが、デトニクスの作動はかなり良いですよ!
V10はブローバックエンジンが最新型で動きがいいのは当たり前ですよね。今までガバメントのブローバックエンジンの改良型なので・・・
一応ガバ系なので色んなパーツが互換性がありますね。
マガジンもガバメント・MEU・V10 などなど使えます!
逆にデトニクスのマガジンはサイズが小さいので他のガバシリーズでは使えません。小さくて長さが足りなくてマガジンキャッチすらかかりません。
マルイ製デトニクス45(ステンレスモデル)命中精度
デトニクスの命中精度ですが、コンパクトピストルということもありますが、若干ばらけるもののまぁまぁ当たります。
マルイ製ということもあってコンパクトでもシャキシャキ動いてくれるので連射が楽しい銃ですね♪
使用弾はS2Sの0.2gバイオBB弾・射撃距離は約10mでの射撃です。
普通のガバメントモデルと比べるとコンパクトでバレルが短くグリップも小さすぎて握りきれないので命中精度は悪く感じますが、10m程度では問題なく当てきることができますね。
カチャカチャといい作動音で軽快に作動してくれるのでメチャクチャ使っていて気持ちい&楽しいです(#^^#)
先ほど比較に登場したV10 もコンパクトガバメントですが、あちらの方が新しいブローバックエンジンに握りきれるホーグタイプグリップなどもついています。
実用面で見るとやっぱりV10 の方が良いですが、デトニクスはV10よりもさらに小さいので最小クラスの45口径を楽しめますね。
隠し持つ(コンシールドキャリー)を楽しむことに関してはやはりポケットにも問題なく入るデトニクスの方が楽しいと感じました。
マルイ製 デトニクス45(ステンレスモデル)の評価は・・・
レア度 | 10点 | |
---|---|---|
クオリティー | 70点 | |
性能 | 80点 | |
価格 | 100点 |
ということで評価なんですが、コレAmazon価格で1万2000円ぐらいで買うことができます。ガスガンにしてはかなり安い!
しかも性能も装弾数やマガジンの小ささを抜きにしたらかなりシャッキリしています。本当にスライドを引いた時の金属音が気持ちいいです!
レア度に関してはまぁ普通に入手できるレベルなので10点にしましたが、廃版になったエンヴァイロメント・ハードクロームというメッキモデルなら100点でしょう。かなり希少なモデルになっています。
大きいハンドガンでは味わえない小さいハンドガンならではの使い心地が楽しい一丁ですね。流石は元祖・コンパクトガバモデルです。
その後・・・デトニクス45(ステンレスモデル)をカスタム!
ということでレビューも終わったので、カスタムしていきます!
基本的にデトニクスはそのまんまの外観でも十分魅力的なので、グリップのカスタムだけにします。
人によってはサイトと変えたり、サプレッサー対応のバレルに変えたり・・・ベルトに挟めるようにベルトクリップを装着したりすることができますね。
コンシールドキャリーガンなのでベルトクリップは雰囲気ピッタリなカスタムパーツでしょうね。
今回買ったのは数あるメーカーさんの中でも有名どころのアルタモント社のグリップです。
実銃対応なので価格は約5400円程度・・・少し高いかなぁ~
デトニクスマニアのみなさんはよくデトニクス社のマークが入ったグリップをよく付けていますが、僕はフルチェッカータイプが好きなのでこちらにしました!
いいい感じにダークブラウンでシルバーとの雰囲気にばっちり合いそうです♪
画像からも木目が入っていることが分かるでしょう。画像よりも実際はもうちょっと暗めで、ウォールナット材の臭いなのか?オイルの臭いなのか?少し甘い匂いがします。
実銃にも対応しているので、マルイのデトニクスにもポン付け可能でした。
装着してみました!純正ではシルバーとブラックしか色合いがなかったのですが、グリップのブラウンが入ったら一気に映えます!
それにやっぱりリアルウッドじゃなきゃ出ない木材の温かみがすごくリアルですね♪
でもデメリットとしてこの手のグリップによくある重量の減少が感じられます・・・
重量を測ると・・・なんと527g!純正状態では639gだったのでグリップ交換で約112gも重量が減ったことになりますね。
重量バランスが崩れるのが嫌だという人はグリップウェイトをいれたほうがいいかも?
握った感じはフルチェッカータイプのグリップといってもチェッカーは鋭くないので痛くない!⇦コレ大事!
いい感じの削り込みで痛くなく、滑りにくい良い感じのグリップ感ですね♪