バイオハザードでは多くの銃器が登場してきました。
ゾンビを倒すためにはやはり大きな火力の武器が重宝されますが、バイオハザードではショットガンやライフル、マグナムなどは火力が他の銃よりも高い反面で入手できる弾数が少なくなっています。
そこで初期からの装備として入手しているハンドガンが役に立ってきます。
ハンドガンは威力こそ低い反面、入手することができる弾数が多くて、汎用性が高いのでショットガンやライフルではもったいない局面で活躍させることでボス戦では高火力の弾丸を温存させることができます。
ハンドガンをどのように使うのかによってゲームを有利に進めることができるかできないか変わってくるのです。
さらに序盤から登場することでムービーにも登場するのでとても目立つ存在なのです。
今回はそんな歴代バイオハザードに登場するサムライエッジと呼ばれるハンドガンについて紹介します。
コンテンツ
サムライエッジとはどんな拳銃なの?
バイオハザードをプレイしている方なら武器名で(サムライエッジ)の名前を見たことがあるのではないでしょうか?
このバイオハザードで登場しているサムライエッジは実際には存在しないバイオハザードオリジナルのハンドガンです。
とはいえサムライエッジは完全にオリジナルというわけではなく、
実際にはベースとなったのはベレッタ Ⅿ92FSがモデルになっているので、あくまでもベレッタM9のバイオハザードオリジナルカスタムモデルということですね。
ゲーム内設定ではこのサムライエッジは、
ラクーンシティ警察の特殊部隊である「S.T.A.R.S」に1998年に配備された特殊部隊向けのカスタマイズを施されたカスタムガンで、
普通のベレッタから更に・・・
- 延長されたスライドストップ
- 「S.T.A.R.S」のエンブレムが埋め込まれ素早いマガジンチェンジを可能している木とラバーのハイブリットグリップ
- オリジナルタイプの3ドットサイト
- (LAW ENFORSMENT USE ONLY)の刻印が彫り込まれ強装弾を撃つことを可能にしているブリガーディアスライド
- 腐食に強いシルバーステンレスバレル
などのカスタムが施された強化モデルになっているんです。
設定上では普通のハンドガンよりも強い拳銃ということになります。
名前の由来はサムライエッジを仕立てたガンスミスであるジョウ・ケンドが日系人で、このサムライエッジのスライド側面がまるで刀の刃のように見えることから名づけられました。
このサムライエッジはシリーズの多くで登場して、いろんなカスタムモデルが主人公たちの相棒として活躍してきました。
普通のベレッタ M9と比べても操作しやすくカッコいいカスタマイズですよね。
この「S.T.A.R.S」の隊員全員に配備されたのノーマルのサムライエッジは(サムライエッジ スタンダード=以下STD)というモデルになっています。
このサムライエッジSTDはバイオハザード0のレベッカやバイオハザード1(リメイク)のクリス、ジルのハンドガンとして活躍しています。
さらにこのサムライエッジはバリエーションが多く、
複数のサムライエッジのバリエーションが登場しています。
サムライエッジ クリスモデル
サムライエッジの派生モデルであるサムライエッジ クリスモデルは(S.T.A.R.S」)の隊員であったクリスがサムライエッジのトライアルテストの結果 謝礼としてクリスの要望が組み込まれ、専用カスタマイズが施されたモデルになっています。
クリスはカスタム要望に射撃の精密性や操作性、安定性を要望したのでトリガーはシルバーメッキタイプになり射撃時のトリガーの操作感を向上、
スチール製のブリガーディアスライドは硬質スチールに素材が変更され防錆効果が高いブルーイング処理が施されているのでスライドは青みがかっています。
メダリオンの色も変更されていてクリスのパーソナルカラーであるブラック&ブルーに染められています。
シリーズでは登場の機会がなくバイオハザードRE:2でDLCとして初めて登場しました。サムライエッジの中では一番知名度が薄いハンドガンですね。
バイオハザード1ではクリスは洋館にたどり着く前にサムライエッジを落としてしまっていますし、洋館で使用されたものはスタンダードモデルなので登場する機会が少なかったので仕方がないでしょう。
まさか今になってクリスモデルが出てくるとは思わなかったですよ。てっきり忘れられているものかと、、、
しかし専用のカスタマイズが施されているので他のサムライエッジよりも性能が高いことは間違いありません。
サムライエッジ ジルモデル
サムライエッジ ジルモデルはクリスモデルと同じくジルの要望に応えた派生モデルで、一番スタンダードモデルに近いモデルです。
ジルモデルとスタンダードモデルの違う点はスライドの刻印が(KENDO SHOP)の刻印に変更されていて、
スライドストップは服に引っ掛かりにくいようにノーマルのM9と同じような小型タイプのスライドストップ、メダリオンはジルのパーソナルカラーのブラック&ライトブルーに変更されています。
シリーズで初めて登場したサムライエッジがこのジルモデルです。
バイオハザード3 last escape でジルの初期装備として活躍していました。
設定どおりでガンパウダーを組み合わせて作った強装弾を使うことができて、ハンターなどの強力な敵やネメシスなどのボス戦でも活躍することができました。
その後ジルモデルはシリーズで登場しませんでしたが、BSAAが発足してバイオテロに有効な武器を作る計画がスタートし、BSAA所属のクエント・ケッチャムがジルとコンタクトを取り、バイオテロに有効な武器として研究された銃がサムライエッジ ジルモデルでした。
サムライエッジA1 ジルモデル
サムライエッジを現代に合った性能にグレードアップさせ、パーツをリファインすることで新しくバイオテロなどの様々なシチュエ―ションに対応した(サムライエッジ ジルモデルA1)が作成されました。
ジルモデルA1はサムライエッジの高い操作性と射撃性能はそのままでフレームをM92FのモノからM9A1に変更することで、
レーザーライトやフラッシュライトが瞬時に取り付ける20mmのピカティニーアンダーレールが装備されたので暗闇の捜索やレーザーサイトによるサイティングの設定が簡単になっています。
ジルモデル A1はバイオハザード リベレーションズにDLCとして登場
こちらでも普通のM9と比べると性能が高く安定して使っていけるハンドガンとして重宝します。
※因みに服に引っ掛かりにくくするためのスライドストップを小型化したっていうのは後から付けた設定らしいです。
サイトとかハンマーとか普通にひっかかりそうなのにスライドストップだけが小型化カスタムしたのも少しおかしいからね。
サムライエッジ ジルモデル(RE:3)
バイオハザード3のリメイク作品であるRE:3で登場したサムライエッジ ジルモデルです。
RE:3では初期装備ではなくクリアアイテムとして入手可能で、ハンドガンの中でも性能が一番高いハンドガンです。
旧バイオ3に登場したジルモデルとはわずかに仕様が異なっていて、トリガーがシルバータイプ、スライドストップがロングタイプのもに変更されています。
エアガンでは製品化されていないのですが、個人的にかなり気に入ったのでRE:3ジルモデルを作成しました(笑)
サムライエッジ バリーモデル
サムライエッジの中でも一番のカスタマイズが施されているのがこのサムライエッジ バリーモデルでしょう。
バリーはサムライエッジを仕立てたジョウ・ケンドの弟であるロバートケンドと親友で他の隊員よりもパワフルなカスタマイズが施されました。
他のサムライエッジは9mmパラベラム弾を使うⅯ92Fをベースにしていますが、バリーモデルは40SW弾を使うⅯ96Fをベースとしています。
この弾薬の違いはバリーの好みである大口径志向が反映されたもので射撃性能や精密性よりも威力に重点を置いたもの担っているのです。
弾丸が大きくなると反動増えて、装弾数が減ってしまうことでパフォーマンスが低下することを補う目的としてバリーモデルには反動を抑制するコンペンセイタ―が装備され、ロングマガジンが標準装備になっています。
さらにコンペンセイタ―の安定性を図るため20mmのレールが切られたスタビライザーが装備されているのでフラッシュライトなども装着することが可能です。
グリップもブラックオンリーのカラーリングにバリーのパーソナルカラーであるブラック&レッドに染められたメダリオンが装着され他のサムライエッジと比べると精悍で大柄なデザインになっているのは一目瞭然です。
サイトシステムもバリーモデルだけ違うNOVAKタイプのサイトが装着されています。
バリーモデルはバイオハザード1(リメイク)のクリア特典として登場してゲーム内では発射サイクルが遅い3点バースト仕様になっています。
∞弾なので気軽に撃つことができてアイテムスペースの節約にも使うことができるのでロケットランチャー入手に貢献してくれた一丁でした。
バイオハザード5のミニゲーム(マーセナリーズ)ではベレッタ M9よりも威力が高いセミオート式のハンドガンとして登場しましが、
その後バリーはBSAAのアドバイザーとして活動している最中にサムライエッジ バリーモデルをB.O.Wの攻撃によって破損させてしまったためバリーモデルはリファインに踏み切ります。
サムライエッジ バリーモデル ver2
ジルモデルA1のリファインに成功したクエントに頼みこんで歳をとったバリーのパフォーマンスに合わせたカスタマイズが施されたモデルを作成しました。
これが(サムライエッジ バリーモデル ver2)です。
バリーモデル ver2の大きな変更点はベースをベレッタM96Fを他のサムライエッジと同じM92fベースに戻したことです。
年を取ってハイパワーを扱うことが難しくなったバリーは反動は少なく、汎用性も高く弾薬も入手しやすい9mmパラベラム弾を使うM92fをベースに選びました。
さらに反動を抑制するコンペンセイタ―のデザインもリファインをして射撃時に熱が上に逃げる特性があったバリーモデルは陽炎効果によって精密な狙いをつけることができない時もあったようで、そのためバリーモデル ver2では排熱口をサイドに変更することでサイティングのパフォーマンスを向上させています。
その他にもスタビライザーはバリーモデルよりもレールが細分化がされアタッチメントの位置を細かく調整できるようになっています。
ロングマガジンを引きつづき装備されているので装弾数は多く、グリップは全く新しい握りやすく構えやすいフィンガーチャネルが装備された木とラバーのハイブリットグリップに換装されています。
これらのカスタマイズによって命中精度を高めることができて、
バリー自身も最高のパフォーマンスを引き出せるハンドガンとして信頼していて「これが、俺が求めていたサムライエッジだ!」とまで絶賛!
バイオハザード リベレーションズ2ではバリーの初期装備として活躍しました。
他のサムライエッジと比べても特異なカスタマイズが施され大柄なハンドガンなので人気が高くロマンを感じさせるモデルです。
中型サイズのハンドガンよりも大きいからロマンを感じられるサムライエッジですよねぇ~
サムライエッジ アルバート ウェスカーモデル01
(S.T.A.R.S)の隊長アルバート・ウェスカーに配備されたサムライエッジのカスタムバリエーションの一つが(サムライエッジ ウェスカーモデル)です。
ウェスカーモデルは「S.T.A.R.S」の隊長だったアルバート・ウェスカーが隠密行動や汎用性、射撃性能にこだわり自ら設計してジョウケンドに作成させたモデルになっています。
他の「S.T.A.R.S」隊員と敵対した時に鎮圧するための工夫が各所に施されていて大きな変更点はジュラルミンから削り出されたオリジナルのレールドフレーム!
このウェスカー設計のレールドフレームには最初から20mmピカティニー規格のレイルが細分化されて切り込まれていて専用のサプレッサーとフラッシュライトを無理なく取り付けられるようになっています。
フレーム後端には反動抑制効果と操作阻害防止としてビーバーテイル形状が採用されていて操作性の向上も図られています。
撃鉄の中抜きがされたスケルトンハンマーによる作動時間の短縮や大型マガジンリリースレバーの採用で作動性、操作性にこだわっていることが感じられる。
他の隊員のサムライエッジと同じようにメダリオンはパーソナルカラーであるブラックに染められています。
さらにバイオハザード5以降はクリス達によって撃破されたウェスカーの遺産からこのウェスカーモデルの新しいシステムユニットの設計図を発見したことによって、
アルバート.W.システムユニットという新しい対BOWの武器として開発されたのが(サムライエッジ AWM 01)です。
銃本体はウェスカーモデルと同じデザインが採用されていて違う点は、
サイトシステムが普通のサムライエッジと同じ3ドットタイプになったことやスライド側面の刻印が(KENDO SHOP)だったのが(ALBERT.W.MODEL 01)に変更されている程度でほとんどがウェスカーモデルのオリジナルのデザインを踏襲しています。
ウェスカー自ら設計したアルバート.W.システムユニットが一新されワンタッチでオクタゴンサプレッサーとレーザーモジュール付きのフラッシュライトが一つになったスタビライザーを取り付けることが可能なので場所やタイミングに合わせてアタッチメントを簡単に取り外すことが可能です。
特殊な弾薬にも対応していて、登場したバイオハザード7ではラスボスのエブリンにたった数発で倒すことができるほどの効果がある血清弾や体組織の再生を阻害するラムロット再生阻害弾など特殊な弾薬も撃つことが可能で歴代サムライエッジの中でも突出して性能が高い最強のサムライエッジになっています!
ウェスカー自体にファンが多く、この(サムライエッジ AWM 01)の性能の高さもあって最も人気が高いサムライエッジです。
その他のサムライエッジの派生モデル
ここではあまりメジャーではないサムライエッジのバリエーションモデルや派生モデルを紹介します。
ゲームに登場していないモデルもあるのであまり見かけることがないと思いますが、どれも個性的なカスタムがされているの紹介します。
もしも今後にゲームに登場するのならその性能をゾンビを撃って楽しみたいですね。
サムライエッジ タンカラーバリエーション
バイオハザード20周年記念の時に東京マルイから販売されたサンドカラーのサムライエッジです。
簡単に言うと色が違うだけなのですが色が違うだけでガラッと印象が変わりますね。
砂色の迷彩色で砂漠などで有効に使うことができるでしょう。映画のバイオハザードⅢでならこの特性を生かしてゾンビをバンバンと撃つことができたかもしれませんね。
ゲームにはもちろん登場していません!
サムライエッジ オリジン
サムライエッジ オリジンはバイオハザードRE:2で登場したサムライエッジのプロトタイプモデル。
クリア報酬とミニゲーム(NO IME NO MOURM)で登場します。
ジョウケンドが作成した試作品ですが、サイティング速度や連射性能など優秀なハンドガンでした。グリップにはメダリオンは装着されておらず、スライドには「S.T.A.R.S」の刻印が省略されています。
バレルもブラックになっているのでサムライエッジとしては地味な印象です。
サムライエッジ A.W,M 01R
バイオハザード7でクリア特典として登場したのがサムライエッジ AWM 01のレプリカであるサムライエッジ AWM 01Rです。
サムライエッジ AWM 01の試作品として作成されたこのハンドガンは設定ではオールブラックのカラーリングで刻印が省略され、グリップのネジがマイナスネジとなっていて多少違いがありますが、性能の一部が AWM 01と同じなので強力なハンドガンです。
威力が高いので撃っていて楽しく強装弾を使用してヘッドショットを狙うとほぼ確実にクリティカルが出るのでレプリカといっても強力なハンドガンでした。
しかし欠点があってそれは装弾数が3発しかないこと!
いくらレプリカといっても極端に装弾数が少ないので頻繁にリロードは必要で、この装弾数見た時に思わず「デリンジャー並じゃん」と突っ込んでしまった。
レプリカでも3発の装弾数なんて不良品じゃないのと思うレベル、、、
本音を言うと装弾数がせめて6発ぐらいならもっと使いやすくて楽しかったんだろうなぁと思うところです。
アルバート.w.モデル01P
サムライエッジとアルバートモデル01をベースに新生青のアンブレラが作成したのがアルバート,W.モデル 01P(パフォーマンス)です。
一見サムライエッジのカスタムバージョンに見えますが、フレームはアルバートモデル01のフレームを採用、スライドはノーマルのⅯ9と同じタイプでブリガーディアスライドではなりません。
刻印は(UMBRELLA CORPORATION)と深く刻印されていて、サムライエッジ譲りのシルバーのバレルはスライドとツライチになるようにショートバレルになっていますし、
グリップのメダリオンも「S.T.A.R.S」のもではなくアンブレラ社のエンブレムになっています。
バイオハザード7で登場したアルバートモデル02(トールハンマー)とセットで隊員に支給される装備の一つになっているようです。
部隊によって細かなカスタムがあるようでシルバーモデルやマガジンリリースレバーが大型のモデルなど細かなバリエーションがあるようです。
まだ現在ではゲームには登場していませんが、そのうち劇中でも活躍しそうですね。死んだアンブレラ隊員の傍らに落ちているような気がしてなりません。