今回は東京マルイの新製品かつ問題作であったV10 ウルトラコンパクトを入手したんでレビューします。
コンパクト系のハンドガンはあまり持ってなかったんでガバ系のコンパクトハンドガンが手に入ったのはうれしい限りですね。
でもコンパクト系のガバメントでデトニクスもあるんで迷ったのですが、どうせなら新しい方のV10 ウルトラコンパクトをチョイス!
話題の新作ガスガンなんでマジで心ピョンピョンです!でもやっぱりデトニクスもいいなぁ~今度買うわwww
まぁそれはさておき外観を見ていきましょうか。
コンテンツ
V10 ウルトラコンパクトのスペック
- 全長:180㎜
- 重量:709g
- 装弾数:22発+1発
- 作動方式:セミオートマチック
V10ウルトラコンパクトはアメリカの銃器メーカースプリングフィールド社(SFA)が生産していたサブコンパクトハンドガン。
ガバメントⅯ1911をベースにしてスライドを3.5インチのものを装備、フレームも一回り小さいものを使用していました。バレルに10個の排熱ポートを設けることでブローバックの時のリコイルを軽減しようといていますが、実際はあまりリコイル軽減には役に立っていないとか、、、
マルイさんはそんなV10 の中でもオールシルバーのNOVAK’Sタイプのサイトを装備した物をモデルアップ!
Ⅿ45A1と同じブローバックエンジンを載せて、表面仕上げを実銃と同じように側面部分とそれ以外では違うところまで再現したとのことです。
こんな感じで箱に入っていましたが、マルイさんの化粧箱ってメチャクチャカッコイイですよね!
高級感というか清潔感というかピシッとした雰囲気がビシビシ伝わってくる。なので箱開けたときはすごくテンションが上がっちゃいます(笑)
箱の中にはマイクロプロサイト用のマウントプレートが付属!
USPとかFNX45とかマイクロプロサイトを乗せれるようになっていることがデフォルトになってきてますね。
個人的にはハンドガンにサイトはのせたくない派だから使わないパーツだけれども、ハンドガンの拡張性が高くなるのでシューディングマッチとかする人ならありがたいのだろう。
V10 ウルトラコンパクトの外観
画像からもわかると思いますが、塗装の仕上げがすごいです(笑)
画像では暗めのグレーに見える部分は影ではなく実際にダークシルバーに塗装されています。
大きさとしては手のひらより一回り大きいサイズ程度でサブコンパクトピストルって感じ。
デトニクスはグリップの長さが短すぎて少し握りずらいのがネックだったんですが、このV10 ウルトラコンパクトはデトニクスよりは少し大きい代わりに使いやすさは格段に高い!つまり握りやすい!!
ただただ小さいければいいという訳ではないのですね。いやデトニクスはあれはあれでいいんですがね!
V10をホールドオープン!
「・・・・あれっ?なんだコレ・・・」
ホールドオープンさせたときのスライドの動きが渋い。
特に最後は粘るような感じの・・・スプリングを縮めたときのような嫌な感触がある。「これブローバックちゃんとするのか?」
あと個人的な意見なんですが、バレルとリコイルプラグがブラックなのでちょっと好みではないです。やっぱりシルバーがいいなぁ~塗装しようかな、、、
ちょっと不満ばかり言っちゃってますが、デザインはサイコーなんで不満っていうより完全に好みの問題でしょう。
左側側面には(V10 ULTRA COMPACT CAL.45)の刻印が入っています。
トリガーとかの金属パーツのメッキもステンレスメッキで落ち着いた雰囲気が良きです!クロームメッキとかのギラギラしたメッキは好きじゃないんでこの落ち着い感じが何と言い感じ!
リアサイトには(NOVAK'S)の刻印が入っていますね。ただこのリアサイト他のメーカーさんとかに比べたら背が低いといわれているようです。
そして実際に見比べてみてもやっぱり背は低かったwww もうちょっと背が高い方がサイティングしやすいし、デザイン的にもカッコよく見えるんですが。何処か社外品で出してくれないかなぁ~
スライドの上にはV10 の名前の由来であるバレルに空いた10個の排気ポートが見えますね!バレルがブラックなのでポート部分が目立って見える。
やっぱりこのポートめっちゃカッコイイね!コンパクトハンドガンなんですごくよく目立ってますよ。
この外観!人気があることも頷ける!普通のガバよりも機能が詰まってる感じが伝わってくるね。
フロントサイトは黒く塗装されているので、すごい見やすいけれど・・・これ別パーツで再現できなかったのかな?
なんか塗装されている感満載でちょっとチープに見えちゃう。V10 のがっかりポイントの1つですね。
トリガーは3ホールタイプ!
一番好きな形です!いうまでもなくMEUとかにも使われているんで使いやすさ、デザイン性は文句なし!
V10の特徴の一つであるビーバーテールタイプのグリップセフティー、小型のサムセフティー、P型のリングハンマーが装着されています。
ビーバーテールグリップセフティーのおかげでハイグリップしやすいんですが、ハイグリップをしたらサムセフティーの角が手に刺さって痛いwww
ガバ系のサムセフティーは角が削り込まれているから意識したことがなかったけど、V10のサムセフティーは削り込まれていないから痛い。
サムセフティーを交換して使おうと思っているのなら問題はないと思いですが、
デフォルトのサムセフティーは小型でサムレストとしては使えないので無理にハイグリップすると使いづらくなりますね。というか普通に使う分でも手に当たって気になる。
スプリングハウジング底部には完全にフラットでガバ系に多いランヤードリンクのフックはない。
あとマガジンの挿入口には入れやすいように広げられているんで、リロードは少しはしやすい。
銃口側から見るとやっぱりバレルが浮いて見えてしまいますね。やっぱりシルバーバレルの方が個人的にはよきです!
インナーバレルは黒くメッキされていて今までのマルイの金色のインナーバレルじゃないですよ!近頃のマルイは仕上げもマジで本気だ!
あとガバ系では初めてのリコイルスプリングが見えるタイプでちょっと違和感。普通にリコイルガイドがあるタイプの方が好みではあるんですが、これはこれでアリなのかなぁ~
ホールドオープンすると奥まった位置にリコイルガイド?がありますね。
実銃もこんな仕様なのかな?めっちゃ中途半端に感じるんだけれど、、、社外品が出たらココ変えたいです。
やっぱりスライドを引いた感じがやっぱりなんか渋い、、、スプリングがまだ硬いのかな?
最後まで引き切ったときの感触もグニュっとした嫌な感触もまだあるし。
前のガバ系なら最後まで引ききったら(ガシャッ!ガチッ!)とスライド後退からのスライドストップが作動して気持ちいい作動をしてくれたんですが、同じような機構が入っているのにこんなにも違うのか?
スライドストップもガス圧が高かった割には掛かりにくかったりと、作動に関して新型にしては粗が目立つように感じます。
銃右側には(FI BRAZIL)の刻印が入っています。確かSFAはブラジルのインベル社に委託してV10 のフレームを作っていたんでしたっけ?
あとは気にしちゃいけない(MADE IN JAPAN)の刻印、、、、スライドのは何の刻印もナシ!
実銃にはSFAの刻印がデカデカと入っているはずなんですが、大人の事情ですね!リアル派の人にとってはやっぱ刻印は再現してほしいところ。
ホーグタイプのグリップが装着されているからフィンガーチャネルが目立ちますね!
僕は手が小さいし、素手なのでフィンガーチャネルが邪魔になっているんですが、グローブをはいている状態ならフィンガーチャネルが手にしっかりフィットする大きさです。
ラバー塗装もされているので質感は悪くないですね!まぁグリップ中央の刻印(TOKYO MRUI TM)は相変わらずですがwww
素手では小指が少しフィットしないのですが、慣れてしまえば気になりません!刻印が嫌なのでひょっとしたらホーググリップに変えるかもしれません。
とりあえずスライドストップ解除!!、、、、あれっ!?
「スライドストップが硬い!!なんだこれ!?僕程度の指の力じゃ扱えないとでもいうのか!」
スライドストップレバーがマジで硬すぎて笑えないです。
「なんだこれ?」親指で渾身の力入れてようやく解除できるレベル、、、両手でレバーを押し込まないとレバーが下がらないほど硬い時もある!
ちょっとこれは、、、、お座敷シューターだから問題ないけど、サバゲーなら致命的なレベルじゃないか?
今回のV10なんかマルイさんらしくないね。スライド割れている物があるらしいし、作動もぱっとしない。どうしたんだ一体?
サイトはホワイトドットはなくシンプルなサイトです。ココにもマルイさんの質感への拘りを感じる!
今まで完全モールドだったエキストラクターが少し飛び出して別パーツになってるし、ファイアリングピンが再現されていたり、リアルさにも力を入れていることが分かる!
企業努力が感じますよ!マルイさん!!グッジョブ!!!もうちょっと作動にも力を入れててくれよ!
重さを図ってみると708g!
ほぼスペック通り!このぐらいの重さが一番取り扱い安いですよね。あまり重すぎても扱いづらいし、軽すぎたらサイティングでブレやすい。コンパクトで持ち運び易いし、扱いやすいちょうどいい重量ということだね!
マガジンの重量はガスが入っていない状態で164g。ガバ系のシングルカラムマガジンで元々軽い方なので本体の重さの方が目立つ!
ちゃんとスライドには対策済みスライドである印がついています。
確か対策していないスライドはクラックが入るんでしたっけ?ケミカルストレスでスライドが脆くなって、ブローバックの衝撃が負担になるようです。
排莢ポート部分の刻印はすごい・・・の一言!
こんな細かい刻印も再現しているなんて、、、そこまでしてなんでスライドの刻印は大人の事情で付けれないんだ!マルイさん!!
ただ刻印されている訳じゃなく、針で突いたような刻印がリアルだ!
V10 ウルトラコンパクトを簡易分解!
簡易分解は簡単普通のガバメント系と同じでスライドのノッチ部分とスライドストップレバーの突起を合わせて外すだけ。
ただV10 の場合は抵抗が少し強かったのでスライドストップレバーが抜けずらかった。とはいえ問題なく分解できました。
スライド後端のブローバックユニット部分にはネジが2本締まってます。
マイクロプロサイトを乗せるときはこれを緩めてサイトを取り外して取り付けるみたいです。簡単にマウントサイトを取り付けることができますね。
バレルユニット一式は排莢ポート部分はシルバーメッキ、アウターバレル部分は黒塗りされています。そしてパッキン近くにはホップアップダイヤルが装備されている。
ホップアップダイヤルは結構固めでつまみが小さいので回しづらい。あとなんかバレル基部にも(V)の文字がありました。これも拘りなのか?
V10ウルトラコンパクト 命中精度
ガス1チャージで58発撃つことができました。V10 ウルトラコンパクトを射撃してみましたが、なんかブローバックが渋いですね。
「新型のエンジンなのにこれは・・・」といった感じがしています。
それと残弾がなくなったのにスライドストップしません!おいおいマルイさんこのV10本当に新型なのかい?
これは本当にちょっと・・・という感じ。
BB弾は0.2gのS2SのバイオBB弾を使用して命中精度は10m、中央を狙った結果22発中 21発命中 小さいのによく当たりますね!
さすがマルイさん!命中精度に関してはいいセンスだ!
追記 20年5月1日 作動改善!!
記事下で説明したんですが、ブローバックに関する不具合を改善したのでブローバックのフィーリングが見違えました!
ブローバックはシャープでハードキックな感じ、
最後までしっかりスライドストップが掛かるようになり、
スライドリリースも片手でストレスなくできるようになりました。
これぞ!マルイの新型エンジンだ!
Ⅿ1911A1とV10 ウルトラコンパクトを比較!
ガバメントと比較してみると大きさは一目瞭然!かなり切り詰められてますね。Ⅿ1911と比較しているから装着されているパーツも現代風のタクティカルなもので時代の進化を感じます。
V10のマガジンよりも長いガバ系マガジンは互換性があります。使いまわしできるのはよきです!
マガジンも若干V10の方が短いです。つまりv10のマガジンは他のガバ系には使えないってことね。(デトニクスには使えました。)
V10ウルトラコンパクトの評価は・・・
ということでV10 ウルトラコンパクトを買った印象なんですが、正直思っていたものと違ったというのが印象です。
すごくがっかり、残念というほどではないんですが、
最新のブローバックエンジンを使っている割には切れがイマイチ!
ガス圧が高い状態でもホールドオープンしない(しにくい)!
スライドストップレバーの解除が硬すぎて片手ではマジできつい!
スライドのコッキングが渋くて、ねちっこい感覚が嫌!
昔のM1911A1の方がシャキッと動くってどういうことなのかな?って思いましたね。
逆に良かった点は
ガバメントの少しマニアックでかっこいいコンパクトモデル
簡単にマウントサイトを取り付けられる。
外観にかなり力を入れていている。
これって個体差なのかな?
新品だからある程度は動きが硬いとは思うけれど、それにしても作動がシャッキリしない、、、
う~ん 改善の余地ありかな、、、
コンパクトでいい感じのハンドガンなのにねぇ~もったいないなぁ~
V10 ウルトラコンパクトの作動改善!
追記4月29日
レビュー後にV10の不具合が治らないか試しました。
V10ウルトラコンパクトの
スライドストップ解除の異常な硬さ、
スライドストップが掛かりにくい現象、
新型エンジンの割にはブローバックに切れがなかったりしたので原因を調べるために簡易分して原因が分かりました!
原因はコレ!
スプリングガイドの中に仕込まれているパーツが原因でした。
インナーブランジャーとリコイルガイドインナーSPという2つのパーツを取り外すだけです。(因みにあくまでも自己流の解決策なので自己責任でお願いします。)
画像の赤丸の中の丸いパーツが問題のもの!
これを取り外すだけで感じていた不具合が大幅に改善されました!
ただ意味があってついているパーツだと思うので何処かに負担が来るかもしれません。
反対側には穴が開いているのでここに爪楊枝か何かを突っ込んでパーツを押し出します。
こんな感じに大した力も入れなくてもパーツを分離できました。
分離したパーツです。
結構このスプリングのテンションが強かったのでそのせいで作動が阻害されていたようですね。
めっちゃ作動性がかなりよくなって個人的にはかなり良きなカスタムです!
これって本当に新型エンジンか?と思っちゃうほどの作動の切れの悪さが一気によくなって「あっ!これはいいですわ!」ってなりました。
シャープでキックがいいリコイルと最後までしっかりと撃ち切れる安定した作動が戻ってきました!これぞマルイの新型ガスガンだ!!
追記 20年5月2日 バレルをシルバーに塗装!
V10の気になっていたバレルのブラック部分をキャロムショットのステンレスシルバーで塗装していきます!
まぁここは完全に個人的な好き嫌いなんでブラックの方がかっこいい!っていう人もいると思いますが、せっかく手元に塗料があるんで塗装します!
ということで塗装後です。う~ん・・・どのみちちょっと浮いて見えるね。キャロムのステンレスシルバーが少し明るいのかな?
銃口側から見るとやっぱちょっと浮いて見えるけれど、まぁいいかな。
追記 20年5月3日 アンビサムセフティーに換装!
気になっていたサムセフティーを交換するために注文していたハイキャパ用のアンビサムセフティー(シルバー)が届いたので取り付けていきたいと思います。
最初はマルイ純正パーツにしようかと思ったんですが、パーツ注文は時間もかかるし、手間もかかるのでAW製のサムセフティーにしました!
とりあえず試してつけてみたMEU用のサムセフティーですけれど問題ありませんでした。ガバメント系のパーツが流用できそうです!他のパーツも試してみたいけれども、わざわざバラしたくないから今回はサムセフティーだけ。
まずは通常分解しましょう!何回か通常分解したらスライドストップが抜けやすくなりました。最初だけ硬いみたいですね。
続いてサムセフティーを取り外します。スライドが外れているので通常のセフティーポジションよりも限界突破してサムセフティーを上げます!
あとは簡単ちょっと抵抗があるけれどゆっくりとぐりぐりと左右に揺らしながら横に引っ張るとサムセフティーを取り外すことができます。これで新しいサムセフティーが付けれます。
やっぱりシルバーの銃にはシルバーのパーツが映えます!⇦(完全個人的偏見!)
まぁ形状は多少違いますけど、作りというか構造はまるっきり一緒です。
違いは右側のサムセフティーの形状です。
ハイキャパ用の右セフティーはスマートなデザインなんですよね。
だけれど サムセフティーの下のレバー?部分が干渉しちゃうから普通のガバメント系ではグリップの削り込みが必要なんですが・・・
マルイさんV10のグリップには最初からハイキャパ用のサムセフティーを付けることができるスリットが入っています!つまりは無加工で取り付け可能!!
という訳で取り付けました!!めっちゃ映えますね!作動に関しても問題なく(カチッ!カチッ!)としっかりとしたクリック感があります。うわぁ~めっちゃ癖になるwww
こんな感じで無加工でハイキャパ用のサムセフティーを取り付けできました!
ハイキャパ用なんでV10純正のサムセフティーよりも若干大きいですが、サムレストとしても使えるし、アンビだし、何よりもいいのはハイグリップできること!!
純正サムセフティはハイグリップすると本当に手がサムセフティーの角が刺さって痛かったからかなり握り心地がよくなりました!HOUGEタイプのグリップも相まってメチャクチャ握りやすいです!
はっきり言ってサムセフティーは交換したほうがいいです!全然違います!!マジ握りやすいです。