今回は以前見たのですが、ちょっと気になったことがあってもう一度見たバイオハザードヴェンデッタの紹介です!
バイオハザードヴェンデッタはバイオハザードCG映画第3作品目の作品です。
1作目2作目に引き続きレオンが活躍し、もう一人の主人公で歴代バイオの中でも人気のクリス・レッドフィールドが登場します。
(因みに知らない人のためにこのCGのバイオハザードはゲームと同じ世界観でストーリーが進められているのでミラジョボビッチ演じるアリスが登場するバイオハザードとは世界観が違います。)
今回は今までのB.O.Wを製造していたトライセル、ネオアンブレラ、ロス・イルミナドス教団などゲームで黒幕の組織たちと裏取引をしていた元CIAのグレン・アリアスとの闘いを描いています。
ヴェンデッタではクリスとレオンが主人公ですが、今までバイオ1以降の行動がはっきりしなかったレベッカ・チェンバースが再登場しました!
なので今までレベッカがS.T.A.R.Sをやめてからどんな風に生きて来たかがわかる。
バイオハザードが好きな人達は今までわからなかった登場人物たちの行動が分かるのはうれしいですよね!
それにヴェンデッタはすごくアクションとかに力が入っているのでとにかくアクションがかっこいいです!
「クリスとレオンなんて何十体のゾンビに囲まれてるの?」
って感じのシチュエーションでもすごい動きでゾンビをさばいていきますもん!ゲームでもこんな感じでさばいてほしいのですが( 一一)
結構アクションがすごかったのでバイオハザード ヴェンデッタの見どころと問題点をご紹介します!
コンテンツ
ヴェンデッタの見どころは?
レオンの葛藤
映画序盤と中盤に登場するレオンはワシントンでの爆弾テロで多くの仲間を失ったばかりのようで自分の人生について葛藤しています。
「俺の人生ってのはゾンビとそれを生むやつらと戦うだけか?俺たちのゴールは・・・」とバイオ5やバイオ6でクリスが葛藤していたのと同じことをレオンも思っていたらしいですね。
日々B.O.Wとの闘いとその戦いの中で死んでゆく仲間たちのことで悩んでいるのでしょうね。
クリスもバイオ5では一時期ジルをウェスカーとの闘いで失ったという喪失感からこの世界は守る価値があるのだろうか?と苦悶して、バイオ6ではBSAAの仲間を目の前で大量に失って記憶喪失になるほどショックを受けていました。
レオンも今作では目の前のSWATが敵の罠によって大量に殺されたことや日々増え続けるバイオテロとの闘いにヤケ酒しているんですね。今までにない落ち込んでいる飲んだくれレオンを見た気がします。
レベッカ再登場!
ヴェンデッタではバイオハザード0の主人公の一人だったレベッカ・チェンバースが登場します。
最初レベッカが登場していると分かったときはびっくりでした!
バイオシリーズではカルロスとかバリーとかジェイクとかがどうなったか分からなかったことが多くてレベッカもその一人だったんですが、どうやらレベッカはS.T.A.R.Sを除隊後に大学の教授になったようです。
もちろんウイルスを研究するための大学ですね。
BSAAの精鋭部隊のお一人のナディアがレベッカに「ねぇホントなの?特殊部隊から大学教授に転身したって」
「BSAAにも変な経歴の兵士はたくさんいる。でもやめた後に大学教授なんて、、、もともとインテリだったの?」
とやっぱり突っ込まれるすごいジョブチェンジ!特殊部隊入るのもすごいけれどそのあとで大学教授になるなんてやっぱりすごかったレベッカさん!
設定では18歳で大学の学士を取るほどの天才で、ウェスカーから期待の新人とされていただけありますね!今ではウイルスのワクチンを作ったりするすごい大学教授になっています。
クリスとレオンのアクション
この作品の最大の見どころといっても過言ではないのはレオンとクリスのアクションです。
ゲームの方でも4~6あたりはホラーゲームというよりもかなりアクション要素が強かったのでその流れを汲んでいるのかなぁ~って感じです。
レオンのバイクを使用してのゾンビ犬とのカーチェイス?バトルだったり
最後のクリスとアリエスのマシンピストル対決だったりスピード感があるアクションからクリスのあふれる筋力を使った柔道?のパワーアクションまでずっしりとアクションが詰まっています。
バイオ6でクリスとレオンは知り合いながら銃を向け合ったりしていたので今回のクリスとレオンの共闘はマジで熱いですよ!
ゾンビ何体倒しているんだ?と思いますよ。レオンとクリスの瞬時の判断能力が驚きです!早すぎます!!
至近距離で次々ハンドガン1丁でゾンビをさばいていくレオン
ホントどんだけゾンビに囲まれているんだよ・・・ゲームならほぼ積みの状態だよ(笑)
アサルトライフルをまるで鈍器や槍のように使いこなし、重さを感じさせないクリス
クリス!あなたには銃必要ないような気がするね!さすがゲームでもナイフ一本でゾンビに突っ込んでいっただけある。
これは見入っちゃいますよ!かっこよすぎる!!
クリスやレオンが使用する武器や車両
結構個人的に気合入っているな!と思ったポイントです!
このヴェンデッタはバイオ6とバイオ7の間の時系列です。この時に本当はバイオハザード6に導入されるはずだったレオンの所属するDSO専用のハンドガンがちゃんと登場しているのです!
DSOのセンチネルプロジェクトで作られたレオン専用のハンドガン(センチネルナイン)!
まさかここで出てくるとは、、、SIG P226をベースに作られたセンチネルナインですが、バイオハザード6モデルとして作られていたんですが、最終的にはバイオ6には登場せず、、、
一応設定上レオンが使ってますよ!みたいな専用銃だったんですが、ヴェンデッタではこのセンチネルナインを使用してすごいアクションを披露してくれています!
大感激です!
最後のアリエス&ディエゴ戦ではレオンはバイオ2のラクーンシティーからの相棒であるライトニングホーク(デザートイーグル)を使っているシーンもありました。
バイオ2ではG生物やタイラントとかのヤバいB.O.Wを倒すために使っていたのですごく思い入れが強い。
「これがBSAAから今用意できる増援の限界だそうです。」とナディアがレオンとクリスに見せた増援にクリスもこの満足顔である。
増援は人間ではなく車両2台でした!!
ハンヴィー一台とバイク1台ですが、このバイクはドゥカティ社のXディアベルというバイクでタイアップだったとのこと!
めっちゃカッコイイので最初オリジナルかと思ったのですが、調べてみるとちゃんと売られているバイクだったようで新車価格がなんと300万円です!
中にはコンプリートモデルとして400万近くのやつもあるらしい。。。
めっちゃカッコイイけれど簡単には手を出せそうにはないです。バイク好きの方はいいかもしれませんね。
アリエス最終戦
この映画の締めであるアリエス最終戦!
先ほども言ったクリスとアリエスのマシンピストル対決やレオンのアリエゴ戦がいい感じでヤバいです。
すごいアクションはもちろんですが、ちゃんと無双するだけじゃなくてレオンもクリスもピンチに陥ります。
「これからどうなるの?」ってところで起死回生のイベントが発生するんですが、
よく死ななかったなって感じからの反撃なので見ていてドキドキするアクションです。
クリスがアリエスにボコボコタコ殴りにされているシーンですが、ここの床はご覧の通りガラス張りでヒビ割がしてきています。
どうなるか・・・
正解はアリエスを投げ飛ばすですね!クリスなめんな!!伊達に筋肉育ててきたわけじゃない!黄金の筋肉の力を見よ!!
レオンがアリエゴにつかまってしまいました!超ピンチです!!ではどうなるか?
正解はBSAA隊員の乗ったオスプレイが再登場!
レオンのピンチは好転します。レオンの悪運は最強ですね。どんな苦境でも助けが入るようです。
ちゃんとピンチが用意されているところがいいですよね♪これぞピンチ!みたいな感じでね。もちろん反撃もいい感じでヤバい感じで、
再びドゥカティにまたがりオスプレイに乗り移ったアリエゴに狙いを定めるレオン!
キリッと狙いをつけてバイクをフルスロットルで走りだします。
レオンが飛び降りてビルから飛び出したドゥカティが見事空中のアリエゴに激突!すごすぎでしょ!よく当てれるな!
すかさずにさらにレオンは追い打ちでライトニングホークを撃ってドゥカティは爆破!大ダメージを与えます!が、、、
まだ倒れない。しぶといアリエゴさん結構タフネスが高いのですね。まだ生きているぞ的な不敵な笑みを浮かべていますが、笑えるのはここまでだ!
ここでバイオの英雄さんがとどめを差しにきます。
クリスが屋上からⅯ4a1についているグレネードランチャーを使用屋上からポンッ!っという音とともにグレネード弾がアリエゴのわかりやすい弱点部分に吸い込まれるようにして
(バーーーンッ!!!)大爆発して決着!
体術もそうですけれど、
レオンの空中にある落ちつつあるバイクの燃料タンクを撃ちぬく射撃センス、
クリスの屋上から何階も下にいるアリエゴの弱点を放物線を描くグレネード弾でピンポイントで弱点に当てる軌道想像力
やはりこいつら普通じゃない!!
ヴェンデッタの問題点(個人的)
ヴェンデッタ結構見どころが結構多いですね。
熱い展開とか今までのバイオを知っている人たちからすればレベッカの後日談やバイオ1と同じ洋館とか関連性が高いので見ていて今まで謎だった部分が少し見えてきたりして興奮の嵐ですwww
でもやっぱりこれってどうなの?っていうのも何か所か気になりました。
問題点1 序章に登場する洋館のゾンビと意識低い系のメキシコ陸軍
バイオハザード作品に限らず、ホラー系ではよくある演出かもしれませんが、洋館に入ったときには声や物音が一切しません!
でも洋館の中には少なくとも10~20人ほどのゾンビがいたようですが、罠にはまるまでメキシコ軍の精鋭部隊ですらゾンビの気配やトラップには気が付かず全滅してしまいます。
流石に全く音や気配がしないことはないだろうし、生きるか死ぬかの戦場でいくら静かだとは言えラジコンにずっと気を取られるレベルなんて言語同断!
「お前ら生きる気あるのか?」と思わせてくれる演出でしたね。
潜入捜査していた子供のザックがゾンビ化してラジコンを動かしていましたが、様子がおかしく、血まみれなのに銃を下ろしてしまう始末。。。
メキシコ陸軍さんはブリーフィングをしないのでしょうか?
でも冒頭でクリスがゾンビ殺しの英雄みたいな話もしていたからブリーフィングやってるはずなのに危機意識薄くね?
問題点2 BSAA精鋭部隊のダミアンの死に方
ここも「えぇ~そんなあっさり死んじゃうの?」って思ってしまったポイントです!
クリス達のBSAA特殊部隊(シルバーダガー)の一員であるダミアンは素敵な剃りが入ったおじさんであるのだが、レベッカ救出の際にニューヨークで車の後部ドアを開けようとしたらケルベロスが中から飛び出してきてダミアンの首が噛み千切られてしまいます。
その時間はほんの5秒くらいでいくらケルベロスでもあまりにも早くないか?
いくらゾンビ犬だといっても車から飛び出して数秒で噛みついてきて首を噛み千切る?
無理っしょ!
クリスもレオンもいた中で本当の意味で無抵抗で指噛み千切るよりも早い時間でしかも大の男の首を噛んだのに噛まれたから振り払うとかもできずに首噛み千切られる?
無理っしょ!BSAAの精鋭だよ!
一般人ならまだわからなくもないけれど、、、流石に突然すぎるダミアンの死に方はどうちょっとどうにかなったのではないのか?
問題点3 一般市民ガン無視の戦闘スタイル!
ココも見逃せないこの映画の違和感!
さっきのダミアンをかみ殺したケルベロス(ゾンビ犬)数匹を引き付けたレオンがドゥカティー(バイク)に乗りながらケルベロスを倒していくシーンなのですが、
一般車両も走っているのは分かりますが、巻き添え無視して発砲してケルベロスを倒して一般車が事故り、大爆発、、、、
笑えねぇ~
いくら事故っても大爆発まではやりすぎだろ~
しかも走っているのはハイウェイだと思うのですが、一般車両もCAPCOM製なのかな?
ハイウェイで危険走行して犬に追われて、銃ぶっ放している人(レオン)がいるのにも関わらず一般車両は減速も一切しないで普通に走ってきて巻き込まれている。
CGバイオ映画の中の人間はウイルス感染してゾンビになる以外どんな死に方しても怖くはないってことなのかな?
レオンが発砲しているときは前方に車両がいなくなったときなのでレオンの判断は悪くはないと思いますけれど、、、
このシーンも唖然としてしまいましたwwwwwww
最終戦でオスプレイの中からレールガンでアリアスとディエゴの融合クリーチャーを狙撃してディエゴの顔の部分を狙撃することに成功するんですが、その時の貫通力がおかしいと思うんですが、、、
ディエゴの顔を削り取って貫通していくんですが、この後レールガンの弾丸が
「ドォォオオーーーン!!!」という轟音とともにビル5棟は貫通します!?
「よくもまぁ~こんな敵味方関係なく街破壊できるレベルの武器よくもって来たな!」
って突っ込まずにはいられなかった(笑)
だってアリエス&ディエゴを撃って当たってるのに肩を削ぎ取った程度で大した致命的攻撃じゃないようだし、周りに対する被害甚大過ぎない?
弾丸の貫通力異常だしジャイロ効果でもあるのか?黄金の回転力でも与えなきゃあんなに貫通しないっしょ!
それに単純に貫通力や携帯性、コスト、周りへの被害を考えたら普通にアンチマテリアルライフルでよくない?というかアンチマテリアルライフルの方がいいよね!
流石に周りの被害ガン無視してレールガンぶっ放すBSAAには戦慄を覚えずにはいられなかった。
問題点4 ゾンビ化した市民がワクチンで元に戻る!?
映画最後にAGUA社に隠されていたAウイルスワクチンをオスプレーで散布して、ウイルスに感染していた人たちが元に戻ります。
ゾンビ化していた人たちから浮き出ていた血管みたいのとか、血走った目が元通りに戻って最終的に自我を取り戻すんです!
「これのどこが問題?大量殺戮阻止できてハッピーエンドじゃん!!」
と思うんですが、
考えてみてください!
ゾンビになって人喰って元に戻るってやばくね!
人食べたほうもいれば食われたほうもいるわけですよ!
もう一度言います!やばくね!?
噛まれてゾンビ化しただけならまだしも、人喰って自我取り戻したらまともじゃいられないでしょ!
だって生きている人間喰ったんだから!
それに感染しているだけで人食べていないゾンビだってAGUA社最上階までたどりつくためにどんだけクリスとレオンが倒してきていると思ってるんだよ!
その人たち普通に人間に戻れたんじゃ、、、、と考えるとクリスとレオンがしたことは、、、
となるんですよね。
これは本当は考えたくなかったが、結果的にはこうなりますよね、、、
今回のAウイルスに感染してゾンビ化した人たちは敵、味方の区別ができるって設定だけでよかったですね。
ゾンビになった人間が元に戻るのははっきり言ってやりすぎだったと感じましたね。
バイオハザードヴェンデッタの総評は
ということでいいところと悪いところ見てきましたが、バイオハザードヴェンデッタは、、、、いろんな意味で面白かったです!
特にバイオファンなら見るべき作品です!
普通にアクションホラー映画、バイオファンとしても楽しむことができましし、
やっぱり一番はレオンとクリスとの共闘のシーンでした。この時のクリスとレオンの戦闘はマジで熱かった!!
次に気に入っているのはクリスVSアリエスの体術マシンピストル対決です。
ただのハンドガンではなくマシンピストルでのバトルなのでめちゃくちゃ至近距離の高火力バトルが迫力満載でしたね。アクションに対しては本当に力が入っていたと感じますよ!
銃だったり、車、バイクも有名メーカーのものを吟味して使ったことが想像できますもん!
こんな感じで細かい設定もよく作りこまれていてとても面白かったんですが、細かい設定があるバイオの世界なので残念な部分が浮き上がって見えてしまったのは大誤算ですね。
取り合えずレオンやクリス達が倒したゾンビたちは感染してから時間が経ちすぎていてどのみち人間には戻ることができなかったということにしておきましょう!
じゃないとレオンやクリスが大量〇殺したことになってしまうんで(-_-;)