みなさん東京マルイさんのエアガン好きですか?僕は大好きです!
作動性ばっちりだし、性能に対して価格も安くて、近頃のエアガンはよりリアルにディティールにもこだわっているので文句なし!
エアガンを売っている会社はマルイさんだけじゃないんですが、やっぱり中でもマルイさんはずば抜けたブランド力があると思うんです。
「そんじゃーマルイのエアガンならどれ買っても基本当たり!!」という訳はないですよね。
どんな会社でもヒット商品があればその陰で日の目を浴びることがなかった悲しき商品があるものですよね。
これは言わばマルイの抱える黒歴史・・・
でも現在もマルイさんは数多いるエアガンユーザーの期待に応えるべくいいエアガンを製造し続けています。これはこの黒歴史もあってのことなのではないか!!
数ある商品の中のヒット商品だけを注目していいのか?
言い訳がない!
なので今回エアガン製造メーカーの最大手!東京マルイがこの世に送り出したが苦汁を飲んだエアガンをドドーンと5つご紹介したいと思います!
VSR-10 爆音ガンサウンドシリーズ
まず最初に紹介するしくじりエアガンはこいつだ!
それは東京マルイ製VSR-10爆音ガンサウンドです!
VSRといえば東京マルイの中でも売れ筋中の売れ筋で高いコストパフォーマンスと高い命中精度、軽量でサバゲーなどでもとても使いやすい銃で幅広いユーザーがいます。
そんなVSR‐10になぜか3万円もコストが上がるカスタムを施した結果BB弾が発射されると付属のスピーカーから銃声がする銃を作ってしまった東京マルイ。
これを体感したお客さんは決まってみんな笑顔を浮かべたらしいです!そう苦笑の笑みを!
マルイは撃った時の反動とサウンドでまるで実銃を撃っているような新しいエアガンを想像していたようですが、残念ながらこのVSRは価格が高く しかも普通のVSRよりも重量が1㎏程重いのでサバゲーには不向き、、、
ガンサウンドが生かせるのはお座敷シューターだけということになりますね。
ですが、
その大切な目玉機能のガンサウンドですがスマホアプリでも代用可能で、しかも音が4つのバリエーションしかなく、まるでB級映画に出てくるようなバキューン!!」とした安っぽいしょぼい音、、、
控えめに言ってしょぼくない?
ユーザーはあくまでも実銃のようなリアルな外観、作動をするエアガンを求めていると思うのですが、それを東京マルイは実銃を撃っているように感じるエアガンを追求してしまったようですね。
なのでユーザーはエアガンを撃っているのに音だけが大爆音(しかもおもちゃ臭い)というシュールさが何とも言えない残念感が漂うのだと思います。
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エアガンのレビューで有名なマック堺氏もこのガンサウンドには何とも言えないいい苦笑を浮かべていましたwww
「これ面白いのか?」と珍しくマルイのエアガンに苦笑を浮かべていたマック堺さん。
当時これが発表されたときに第二弾で爆音ガンサウンド2弾としてM4A1が企画されていたようですが、いつの間にか消えていた悲しき商品です・・・
特急ガン
2015年の東京おもちゃショーで衝撃のデビューを飾った商品が東京マルイの黒歴史商品の一つが特急ガンである。
特急ガンとは説明すらいらないほどそのままの新幹線の形をしたエアソフトガンです。
もうこの段階で「なぜ新幹線をエアガンにした?」や「電車が銃弾を発射するとは一体?」という疑問は置いといて、
「当たっても痛くない!ソフトゴム弾使用!」や「お母さんと一緒に遊ぼう!」などの低年齢層をターゲットとした革新的な新ジャンルのエアガンであることは間違いない!
この新幹線の先端部分には銃口が、後端部分にはグリップが格納されていて、トリガーは車体底部に格納されています。
つまり少ない作業であっという間に新幹線がエアガンに大変身するということ!
「わぁ~すっご~い!エアガンとしても遊べるし、電車のおもちゃとしても使えるよこれはすっご~い!!これはたっのしぃ~」
ってなるかぁぁぁい!!
普通にタカラトミーとか他社からもっとリアルで精密な電車のミニカーはたくさん発売しているから電車のおもちゃとして使われることは皆無!
エアガンとしては確かに低年齢層では安全に使えるかもしれないけれど、家の中でお母さんと一緒にパンパン撃ち合って部屋中ソフトBB弾まみれ、それを片付けるのはもちろんお母さん!
しかも教育上あまりよろしくない低年齢室内サバゲー!
元がエアガンなので対象年齢は低年齢といっても7歳以上で10歳以上は普通に10禁のエアコッキングガンを買うでしょう、、、
7歳から10歳の間をピンポイントで狙った商品なのでしょうか?
さらに言うと値段も問題です。
小売価格は約1800円のようで小学生のお小遣いではきつくないか?と思える子供のお財布ブレーカーっぷり!
そんなこんなで色んな方向でぶっ飛んで、中途半端と言わざるおえない特急ガンは現在はさっさと生産終了してしまいました。
引用 http://www.hyperdouraku.com/event/omochashow2015/index.html
あと余談ですが、この特急ガンに使われた男の子のキャラクターが妖怪ウォッチの主人公ケータと瓜二つということで当時双子説が噂されたとか。
本当になぜ電車とエアガンを合体させたのか?現在でもこの商品が世に出されたことが謎である。
電動ガンIMI UZI
IMIのUZIといえばメタルギアなどでも登場しているほど有名なSMGです。
そんなみんなが大好きな武骨なSMGのUZIですが、東京マルイからは1998年に販売されました。
マルイ製UZI自体は命中精度や作動性はよく、中身のメカニズムが少し脆いこと以外は決して悪くはない。
電動ガンの成長期に登場したと考えれば上出来なSMGだったことは間違いないのです。
ではこのUZIはどこがダメなのか?といわれるとUZIはだめじゃない!マルイの闇が見えたんだ!
UZIに罪はない!!
と言いたくなる。つまりこの商品のしくじりは東京マルイの販売戦略でした。
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マック堺さんの昔の動画ですが、ここでフロンティアの社長さんが紹介していた忘れてしまいたいエアガンにマルイのUZIがナンバーワンにランクイン!
元々UZIの電動ガンはマルシン工業さんが最初に販売していたそうで、そのマルシンのUZIが販売間もなくして、マルイさんは全国の小売店に「うちもUZI発売するんでこっち買ってください!」といわんばかりに宣伝したとか、、、
確かに電動ガンを最初に実用化したのは東京マルイさんで日本のエアガン市場はぶっちゃけマルイ帝国と化しているのですが、
流石に他のメーカーさんも頑張って作ってお客さんに買ってください!っといって出した商品を市場に出たとたんに他のメーカーが途端につぶしにかかるとは結構大人げない。。。
出る杭は打たれるというか、出る杭はつぶしまくった東京マルイはもちろんいい印象は持たれることもなくマルシン工業や小売店からお怒りのコメントが多数上がったとか。
実際に市場競争はあるんだから純粋に技術の勝負でお客を勝ち取ればいいのに当時のマルイさんにはその自信がなかったのか?
全国の小売店に「マルシンUZIよりもマルイUZI買ってください!」と圧力をかけてしまったのです。
銃の性能や構造うんたらかんたらじゃなく、マルイの闇の側面が垣間見えた商品といえた一品に仕上がっています。
エアコッキング リボルバーシリーズ
東京マルイよりもエアコッキングのリボルバーはクラウンモデルの方が圧倒的に知名度が高いのですが、東京マルイからも2016年に発売したエアコッキングリボルバーシリーズです。
第一弾としてコルトパイソンがリリースされてホビーショーなどで「他の会社のエアリボルバーよりもコッキングが軽い!」と説明されていたので、
これを聞いたトイガンファンのみんなはもちろんクラウンモデルのリボルバーよりも親指に掛ける力が軽くなってコッキングしやすくなる!と淡い期待を抱いたことでしょう。
そしてリリースされたパイソンをコッキングしたみんなは口をそろえてこう言います・・・・
「あまり変わらなくね?」
実際コッキングした感じはあまり変わらない。
それもそのはずで(MADE IN JAPAN)の文字はありますが、元となっているのは台湾の生産しているメーカーです。
このメーカーはクラウンモデルさんのエアリボルバーシリーズでも使用しているので基本構造はほぼおんなじ!
詰まるところマルイとクラウンモデルのパイソンの根本的なつくりは同じということです。つまりOEM品ですね。
なので極端にコッキングが軽くはなるはずはないのだが、、、
ただ命中精度や塗装などは流石マルイクオリティーといったところでクラウンモデルよりもきれいな仕上がりになっています。
黒歴史といわれるほどでもないかもしれませんが、3年ほどの年月をかけてしかもクラウンモデルの後発、コッキングも軽いといわれていたけれど実際はあまり変わらない。
もうちょっとマルイオリジナル要素を入れることができたのではないか?と思える一丁です。
余談ですが、2016年時点ではパイソンのほかにS&W Ⅿ29とM629が予定させていたのですが現在でもモデルアップされていません。
マルイさん!Ⅿ29とM629 のモデルアップよろしくお願いします!
S&W M59
東京マルイが初めて実現したガスブローバックガンがS&W M59である。
現在ではガスブローバックガンといえばリアルな作動性で人気が高いエアガンの種類ですよね。
ですが、当時エアガンではまだガスブローバックガンが実用化されておらずガスブロ黎明期を築いた偉大なガスガンであることはそうなのだが、
偉大なこととは別にこのM59には致命的な欠点がありました!
それはこのⅯ59が実銃とは逆の作動方式をとっていたことです!
現在のガスガンは実銃のようにトリガーを引いたらスライドが後退して作動します。
普通は実銃により近い動作ができるようにしているのがエアガンなのでガスブローバックガンといわれると、このような動作を想像しますよね。
ですが、当時のマルイはこの幻想をぶち殺しました!!
このマルイのⅯ59はホールドオープンした状態がデフォルトでトリガーを引くことによってスライドが前進することでブローバックするという
通常の銃の作動方式は何のその、、、全く新しいタイプのエアガンを登場させてしまいました!
「ブローバックします!」といわれると実銃と同じとように作動するのか!と思うわけで
みんなのイメージしていたガスガンとはイメージがかけ離れたもの、、、、が出来上がってしまって、
当時のリアルに作動するエアガンという幻想を見事にぶっ壊した一丁でした。
デザイン的にも実銃と比べるとスライドが太かったり、スライドにチューブ式のマガジンを差したり、何かと問題があったようです。
ですがこの銃はあくまでガスブローバックガン黎明期時代の産物でしかも東京マルイ初めてのガスブロ商品であることは忘れてはいけない!
それを考えれば今のガスガンを支える歴史ある一丁で、現在の成熟が進んだ高性能なガスブローバックガンと比べてはいけないのだ!
だが当時のユーザーの幻想をぶち殺した一丁には変わりないので哀愁ある一丁ということです。
失敗は成功の元!今後のマルイさんにこうご期待!
ということでマルイさんの過去の黒歴史のエアガンたちを見てきましたが、商品がもともとダメだったり、販売戦略がダメだったり失敗理由は様々ですね。
ガンサウンドみたいなアイディアがユニークなことが東京マルイのメリットでありデメリットなので今後も東京マルイがいい意味でユニークなエアガンを作ってもらいたいですね。
実際次世代電動ガンとかもリアルな作動を求めた電動ガンを作った結果なのでしょうし、そんな感じでガンサウンドなんかはちょっとユーザーのニーズを見誤りましたが、音でリアルなエアガンを追求した結果なのでチャレンジ精神は豊富。
失敗を恐れてチャレンジしないと面白いものを作れないので、
今までの黒歴史があるからこそ現在も面白いエアガンを作ってくれるのでしょう!